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それから、合宿も終わった。
今は、朝。
「ねぇ、(人1)。今日転校生来るらしい。」
『ふーん』
あまり興味のない私はその話を流した。
太陽がギラギラと輝くその時、教室の中に“あいつ゛が入ってきた
「えっと、転校してきました、長谷川千花です!」
あー...嫌だ
なんで
___っはぁ?あんたのせいだよ?
◆
たすけて
『っは...はぁ..ひっ...っっ』
上手く息が吸えない。人間人生で1番のトラウマを思い出すとこんなになるんだ。
自分でも驚く
大切なあの子が目の裏に思い浮かぶ。
「先生!(人1)が緊急事態なので保健室に連れていきます!」
瑠奈がそう言って教室を出るときにあいつをチラッと見たら
こっちをみて小さく嘲笑っていたいた
保健室につき、瑠奈が私を落ち着かせる
「(人1)、大丈夫、大丈夫」
瑠奈にあわせて呼吸をする
まるで、首を絞められている人の気持ちになる
『っはぁ...ありがとう瑠奈』
やっと、息が吸えるようになって瑠奈にお礼を言う。
「あいつ...今頃なんで」
あいつって言うのは
“長谷川千花゛
私達の大嫌いな人だ。
____本当に何もないから...大丈夫!
いっつも強気な君が、弱く見えたあの日
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作者名:ますくねこ | 作成日時:2018年10月8日 20時