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気づくと私は外を歩いていた。
『...眠』
とりあえず、学校に向かう
体育館につくと瑠奈がいた
バレーをしよう
ボールを持ったときの懐かしさに涙が出そうになる
「久しぶりだね...」
『っほんと』
もともと、私と瑠奈はバレー部だった。
それも強豪中
まぁ、色々あって辞めたけど
本当に心から辞めたいのかは分からない
『めっちゃ楽しいじゃん』
昔のように、瑠奈が打ってくるのを丁寧に返す。
バレーはしてなかったけど体が覚えている。
スパイクを打ちたい
『トスあげてよ...瑠奈』
「っ私に言うのね」
なんで
瑠奈しかいないのに
___“ばかじゃないの“
言葉は蘇る
ドンッ
『っはぁ』
やっぱり違う
『ごめん』
「ううん。私にあの子みたいなトスはできない」
瑠奈は何も悪くない
誰も何も_____
◆
“私のスパイクのせいで負けた“
“もう、トス呼べないね“
“ありがとう“
“ばかじゃないの“
“あんたのせいじゃない“
“もっと一緒に_____“
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作者名:ますくねこ | 作成日時:2018年10月8日 20時