*突然の電話 ページ45
生放送を終えて、俺は楽屋へ戻っていた。
ちゃんと、伝わっただろうか……
全力を出し切った自信はある。
けど、やっぱり少し、不安になってしまう……
八雲「何辛気臭ぇ顔してんっすか」
よほど顔に出ていたのか、同じ楽屋にいる八雲に言われてしまった。
こっちに不安に対して、八雲はケロッとした表情をしている。
レン「いや……ちゃんと、伝わったかなって思ってね」
八雲「見てたなら、絶対伝わってるっすよ。なんせ、俺とあんたの全力デュエットっすよ?これで這い上がってこなかったら、今度は本気で馬鹿にしてやるっす」
まるでいたずらっ子のようにニッと笑う八雲。
そこまで言い切るとは、大した自信だね。
けど、本当にそうだといいな。
あの曲に俺は、Aに対する思いを全て込めたつもりだ。
卒業オーディションのときの比じゃないほどの、“愛している”を全て……
〜♪〜〜♪
レン「……?電話?」
突然、ケータイから着信音が鳴った。
誰からだと思いながら、俺はその電話に出る。
レン「もしもし」
トキヤ「もしもし、レン。生放送のほうは……」
レン「あぁ、さっき出番を終えたところだ」
トキヤ「なら、もし今すぐ来れるようであれば、事務所の寮まで来てください。できるだけ急いで」
レン「どうしたんだい?珍しくそんなに慌て……」
トキヤ「睦月さんが、病院を抜け出して来ているんです!!」
……っ!!Aが……!!
事務所の寮って、なんでそんなところまで……!!
俺は早急に電話を切ると、手短に八雲に事情を話して、急いで楽屋を出た。
頼む……!!
間違っても、悪いことだけは起きていないでくれ……!!
.
128人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
十九 雷音(プロフ) - RUIさん» お返事遅くなってすみません!ありがとうございます!!大丈夫です!年明けからまた二作増えますし、カミュもまだ続いておりますよ!!← こちらこそいつも支えられっぱなしで感謝しております( ノД`)…今後も頑張らせていただきます!! (2016年12月30日 12時) (レス) id: ef2046c8bb (このIDを非表示/違反報告)
RUI(プロフ) - ああああああ、この作品も終わってしまったぁぁぁ!!雷音さんお疲れ様でした!!本当に素晴らしかったです;;;;私のリクエストにも答えていただき本当に感謝してもしきれません;;;;これからも応援してます!頑張ってくださいね♪ (2016年12月29日 16時) (レス) id: 88b1fe7b13 (このIDを非表示/違反報告)
十九 雷音(プロフ) - RUIさん» あー……(´・ω・) まなさんもお忙しいのでしょうか(´・ω・) (2016年5月18日 14時) (レス) id: abb4063eb2 (このIDを非表示/違反報告)
RUI(プロフ) - 十九 雷音さん» それなら、よかったです!!最近、まなさんもボードに来られないので寂しくて……(´・ω・`) (2016年5月18日 4時) (レス) id: 53c9c73951 (このIDを非表示/違反報告)
十九 雷音(プロフ) - RUIさん» ありがとうございます・゜・(つД`)・゜・ 体調のほうは、辛うじて大丈夫です(^-^; 申し訳ないです(>_<) (2016年5月17日 8時) (レス) id: abb4063eb2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:十九 雷音 | 作成日時:2016年1月28日 0時