＊とある企画 ページ40
Aと話してから、今日で２週間。
そんなに離れてないのかもしれないけど、もう随分長い間会っていないような気がする。
何度も様子を見に病室へは行っているけど、ドア越しに一言、“帰って”と言われるだけ。
やっぱり、話さないままの方がよかったんだろうか……
いや……あのまま放っておくのも、Aの為にはならない。
少し辛いことをしてしまったけど、間違ってはなかったんだと思う。
そう、信じたい……
−−−ガチャッ……
「失礼します」
そんなことを考えていると、不意にドアが開き、聞き慣れた女性の声がした。
あまりに真剣に考え込んでいて、忘れるところだった。
レン「やあ。子羊ちゃん」
春歌「おはようございます、神宮寺さん。すみません、お待たせしてしまって」
レン「いや、いいよ。それに、まだ全員揃ってないしね」
今日俺は、とある企画の打ち合わせのため、会議室へと来ていた。
その企画というのは、今日から２週間後にある生放送の歌番組で、新曲を披露する。
それも、ただの新曲じゃなく、デュエット。
で、そのデュエットの相手が……
−−−ガチャッ……
「悪い。ちょっと遅くなった」
レン「いや、そんなに待ってないよ。仕事はもう終わったのかい？八雲」
八雲「一応午前の分は。打ち合わせ終わったら、また仕事っすよ」
レン「流石。日本でも大忙しだね」
そう、当初ライブで対決する予定だった、Aの双子の弟、八雲。
この間、寮の中庭で話した時に、俺から持ち掛けたんだ。
“Aを救いたいって目的が同じなら、二人で組んでみないか？”
ってね。
八雲も当然最初は驚いてたけど、あそこまで話して、今更敵同士だとも思えないようで、
『まあ、それも“なし”ではないっすね……』
と、半ば照れながら承諾してくれた。
八雲「で、曲は届いたんっすか？えっと……七海、さん？」
春歌「あ、はい。先程、Aさんから受け取って来ました」
八雲「マジで！？はあ……よかった！！姉さん、ちゃんと書いてくれたんっすね」
流石に病院から出られないAから、直接もらうわけにはいかないから、子羊ちゃんに仲介を頼んでたんだ。
けど、Aが曲を書いてくれるかどうかは、正直賭けだった。
あんな話をして、今が一番辛い時期だろうからね……
レン「そうとなれば、早速見せてもらえるかい？」
そう言って、子羊ちゃんからAが書いた曲の楽譜を貰った。
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十九 雷音(プロフ) - RUIさん» お返事遅くなってすみません！ありがとうございます！！大丈夫です！年明けからまた二作増えますし、カミュもまだ続いておりますよ！！← こちらこそいつも支えられっぱなしで感謝しております( ノД`)…今後も頑張らせていただきます！！ (2016年12月30日 12時) (
レス) id: ef2046c8bb (このIDを非表示/違反報告)
RUI(プロフ) - ああああああ、この作品も終わってしまったぁぁぁ！！雷音さんお疲れ様でした！！本当に素晴らしかったです；；；；私のリクエストにも答えていただき本当に感謝してもしきれません；；；；これからも応援してます！頑張ってくださいね♪ (2016年12月29日 16時) (レス) id: 88b1fe7b13 (このIDを非表示/違反報告)
十九 雷音(プロフ) - RUIさん» あー……(´･ω･) まなさんもお忙しいのでしょうか(´･ω･) (2016年5月18日 14時) (レス) id: abb4063eb2 (このIDを非表示/違反報告)
RUI(プロフ) - 十九 雷音さん» それなら、よかったです！！最近、まなさんもボードに来られないので寂しくて……(´・ω・`) (2016年5月18日 4時) (レス) id: 53c9c73951 (このIDを非表示/違反報告)
十九 雷音(プロフ) - RUIさん» ありがとうございます・゜・(つД｀)・゜・ 体調のほうは、辛うじて大丈夫です(^-^; 申し訳ないです(>_<) (2016年5月17日 8時) (レス) id: abb4063eb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十九 雷音 | 作成日時：2016年1月28日 0時
