嫌い。

◎ ページ16

拓「別れたくないけど…」


「じゃあ別れなくてもいいんじゃないかな？そこまで遠いわけじゃないし」


拓「…うん！」


ふぅ…


ってなんの溜息？


自分が分からない…


怖い…


嫌い…


それでも、私を好きになってくれる人がいる。


拓磨ももちろん…









隆弘も。


何で彼の名前が出てくるのか、


頭は混乱する一方だった。


隆弘side


いつ帰ってくるのだろう…


胸がドキドキしたまま2時間は経っている


このままじゃ倒れそうってくらいドキドキ…


もうそろそろ6:00だよ？


冬だし外は真っ暗。


まぁド田舎な訳じゃないし人通りも多いから


大丈夫だとは思うけど


やっぱりこんなくらいのに心配…


はぁ…


実「大丈夫かな？」


真「さっき一緒におったこと居るんやろ、大丈夫やろ」


実「なんかあの子少し怖かったよね、気が強い感じだったし」


真「いい人そうやったけど？必死にAのこと守りよったやん」


実「いや、うん、そうなんだけど…」


「「ただいまー」」


隆「え、え、どうしよう」


真「男やろ、」


実「頑張りなさい！」


千「今日もお邪魔しま〜す！」


「今日もって笑何日居るつもりよ！」


真琴「あ、…A、ちょっといい？」


「ごめん千晃、行ってくる」


千「うん！テレビいい？」


「うんって言わなくても見るでしょ笑」


真琴「あの…実はAのお客様が来てて」


「？誰？」

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