変な嘘 ページ4
こうちゃんを毎晩イかしても私は気持ちよくならない
たまにはめちゃくちゃにシてくれてもいいんだよ
それを発散するために会社終わり一人で居酒屋に行ってお酒を限界まで飲む
｢うっま、｣
だいぶ酔いもまわり、時間も時間だからお会計にいこうと席を立つと突然腕を掴まれた
「やっぱり」
え
「なにしてんの？」
「なんで」
｢なんでって、俺も飲みに来てたから？」
「···」
｢その顔もかわいい〜。」
「わたし、もう帰るんで··。早く席戻ったほうが··」
「じゃあ俺も帰ろっかな｣
｢え｣
｢先店出といて、先輩に声掛けて俺も店出るから｣
｢いや、そんなの｣
｢いいからいいから｣
無理やりドスッと背中を押され店の外に出された。
｢奢るから、俺と一緒に帰ってな｣
｢え、ちょ｣
｢ごちそうさんでしたー。
あ、よかった〜ちゃんと待ってくれとる(笑)｣
｢ありがとうございました、お金返します、！｣
｢いらんって、その代わり一緒に帰るって言ったやん｣
｢···でも｣
｢ええって、ほらはよ帰ろ｣
｢…｣
歩くのが遅い私とテンポを合わしてくれる濱家さん。
なんでここまでしてくれるのか私には理解ができなかった
「なぁ」
「はい？」
「あのあと俺の事考えた？」
「え？」
「俺は収録のときもさっき飲んでるときも考えとった。」
私の手を優しく取って
「今日俺ん家、こーへん？」
段々と握られてる手が強くなっていく。
｢···」
「困るよな、いきなりこんなこと言われて、ごめんな。」
強く握られていた手はパッと離され
私の手は一瞬にして冷たくなった。
でも、わたし
正直いうと昨日からずっと濱家さんのことで頭いっぱいだった
会いたいって、抱かれたいって何回思ったことか。
「あの！」
わたし
｢ほんとは昨日も今日もずっと濱家さんのことで頭いっぱいでした··。」
「え？」
「もし今も濱家さんのことで頭いっぱいだって言ったら
··どうします？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：(^^) | 作成日時：2023年2月11日 0時
