二人だけの (ページ27)

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別れてページ27

あの子から連絡先を貰ってから１ヶ月

今俺の隣には、ずっと会いたくて触れたかった人が俺の肩で裸で寝ている

他の女の子を抱くときはこんな気持ちなったことないのに

胸がドキドキしてまだ触れていたかった

「ん、」

「あ起こしてもた？」

「清水くんまだ帰ってなかったん、」

「嫌ややった？」

「いや別に」

「でもめっちゃくちゃ可愛かったー、A」

「もう可愛いって言われる年じゃないよ」

「でも可愛かったもん、めっちゃ」

「ぜんっぜん、嬉しくない。」

「じゃあ誰に言われたら嬉しなる？」

「濱くん」

あんなに世話なったのに彼女を寝取るとか最低や、俺。

と一瞬思ったがそんなことより

Aの頭の中が俺じゃなくて濱家さんでいっぱいになってることが辛くて悔しくて。

高校の頃から一緒に居た俺の方がAのことをなんでも知っとるはずやのに、なんでなん？

なんで俺じゃダメなんよ。

「別れて」

今こんなこと言っても、もし本当にAが濱家さんと別れたとしてもAは一生俺に振り向いてくれない。んてこと分かっとるのに

こんなことを言ったって意味がないのにどうしても、
もっと繋がりたくて無理やりお酒飲んで頑張ったのに

「濱くんに消されちゃうよ、清水くん」

「えっ？」

「このことがバレたら
１回でも寝たってことがバレたら」