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「なぁ、リリー」
「はい」
「いつなったら結婚するん」
「結婚ですか？まだまだすよ、相手が多分嫌がるんで」
「Aちゃんが？そんなことないって」
「言えんだけではよ結婚したいって思てんで、リリーに気使てんねん」
「俺に？」
「見とったらわかんで、Aちゃんだいぶお前に気使こてるよ」
「···やから、なんすかね」
「なにが？」
「最近、ボーッとしとることも多いし··拒否られるんすよ。」
「拒否られるんや、あのお前が」
「ヤったとしても無っす」
「俺が無理やりヤらしてるみたい」
「へぇー」
「なぁ」
「もしかしたら”浮気”されとんちゃうん」
「お、俺がですか？え？」
「Aちゃんならやりかねへんやろ、偏見やけど」
「何考えとんか分からんし」
「それはないっすよ、Aにそんな勇気ないですから」
「男と女にはリミットがあんねん」
「流れてる時間全然ちゃうねんから」
「あーもうまたこのゾーン入ったー。濱家さん帰りますよ」
「Aちゃんもずいずい行けばええのに、リリーのことなんか気にせんと。なあ？」
「Aは、ずいずい行けへんとこが可愛いんすよ」
神様
今日だけ、今夜だけ
許してください
「んっ、どうしたの｣
「··して」
「え？」
「めちゃくちゃにして」
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「じゃあ」
「ひとつだけ、聞いてもいいですか」
「いいよ、なに？」
「俺たち、付き合ってるんですよね」
「俺のこと好きって、嘘じゃないですよね」
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作者名：(^^) | 作成日時：2024年1月11日 2時
