どっちもどっち ページ14
｢ん··｣
目を開けると見慣れない天井だった
でも場所はすぐにどこか分かった。
横を向くと素っ裸の�眸耄匹�すーすー寝ていた
もちろん、私も何も下着を身につけていなかった
すぐに携帯を手にして画面を開くと
着信が5件も入っていた
後は、”なにしてるん” ”はよ帰ってきて” ”誰の家おるん” など来ていた
�眸耄匹傍い鼎�れないようそーっとベッドから下りると
｢Aさん、行かないで｣
と、手首を掴まれた。
｢離れたくない｣
そう言われ、後ろから抱きしめられた
｢�眸耄鼻△任癲�｣
｢いいから。リリーさん、今頃他の女の人といるよ｣
｢俺見たもん、昨日他の女の子とホテル出てきたとこ｣
｢···｣
やっぱり、昨日は仕事じゃなくて他の女の子と一夜を過ごしてたんだ
わかっていたことなのに、胸が締め付けられる
付き合ったあとでもこんなこと沢山あったのに
今になって涙が溢れて胸が痛くなる
｢だから、Aさん｣
｢もう俺にしなよ｣
｢でも、｣
｢リリーさんにも言ったよ｣
｢え？｣
｢あなたの彼女が好きですって、そしたらリリーさん強ばった顔して俺に”取れるもんなら取ってみろ”って｣
｢だから、俺はもう遠慮しない｣
｢Aさんを俺のものにする｣
後ろから囁かれる�眸耄匹慮斥佞�
涙が止まらなかった
こんなに私のことを好きでいてくれる人いるんだ、と思うと嬉しくてたまらなかった
けど
結局、どっちもどっちだった
リリーさんも他の女の子がいて、私にも�眸耄匹�いる
それなのに、私はリリーさんばかりを攻めて勝手に家を出ていったり心配ばかりかけて。
リリーさんは気づいていた
私と�眸耄匹里海箸法�
この前、リリーさんが洗面所にいるときの様子をこっそり見ていた
すると見たことないぐらい泣いていたのだ
それと、｢なんで俺じゃ、あかんの｣という言葉が発されたのを聞いたとき
確信をもった、バレていたのだと。
｢リリーさんと別れて｣
｢···｣
｢俺と一緒になってください｣
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作者名：(^^) | 作成日時：2024年1月11日 2時
