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side:ロー
最初こそ、本当に闇姫は俺を一切狙ってこなかった
だが、俺の存在が邪魔だと判断したのか
突然闇姫の攻撃の対象は俺へ
「"タクト"!!」
どれだけ瓦礫を飛ばそうと
どれだけ刀で斬りつけても
闇姫には何1つ効きやしない
当然だ
相手は闇
物理的攻撃なんて、効くはずがない
「じゃま、じゃま、やめて。こわ、る、わ、れ、れ」
「おいおい......これ以上どうすりゃいいんだ」
力はそこまで強くない
だからこそ、俺が負けることはない
だが、負けはなくとも勝ちもない
『"一閃 亜紋"!!!』
その時、床に亀裂が入り
一気に砕けた
「A...!!?」
砕けた床の下から飛び出してきたのは、闇姫にも似たオーラを放つA
まるで
「......エルさん」
あの人のようだ
あの日、コラさんと共に死んだエルさん
今のAとあの人が重なる
『遅くなりました。勝つ算段、つけてきましたのでご安心を』
振り返り、そう言って笑う
−遅くなったね。勝つ算段、ついてるから安心しな−
チカチカと脳裏に蘇る思い出という名の記憶
何故か、その言葉に安心できた
『船長、何ぼけっとしてんですか？』
「...いや、随分と頼りになる奴が来たと思ってな」
『えぇ、存分に頼ってくださいよ。その為に、私はここにいる』
きっと、こいつは後悔し続けた
自分の力を恨み
その存在の無力さに項垂れ
そして
何の縁か、"ドンキホーテ・ファミリー"に入った
俺はこの時に確信した
Aは
俺の目の前にいる女は
間違いなく、エルさんだと
コラさんと共に死んだはずの、恩人
俺は妙な気分になり、壁に背を預け、ズルズルと座り込んだ
『ちょっと船長。私、そっちまで助けませんからね？攻撃飛んできてもご自分で回避してください』
「あぁ、問題ない。俺のことは気にするな」
今なら分かる
あの日、エルさんがどうやって生き延びたのか
Aの能力なら、確かに殺されることはなかった
だが分からないこともある
何故エルさんは、あの日以降俺の前に現れなかったのか
何故Aは、昔の記憶が抜けているのか
本人に聞いても、無駄だろう
今まで聞いた過去から推測して、Aは6年近くコラさんと過ごしているはず
なのに、Aの口から海兵と過ごしていたという話は一切ない
ペンギンと別れ、いつの間にか海賊だった
俺は一旦考えるのをやめ、呆然とAの背中を見つめた
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ゆみ - わたしりあるにハート海賊団だいすきですきやぷてんがすき/// (2021年10月3日 19時) (
レス) @page2 id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫 - こんにちは！リンドウさん。亜樹姫です、今妹のスマホ借りてます。いつも楽しませてもらってます！更新はゆっくりで良いので、無理しないでくださいね。頑張ってください、応援してます！ (2019年8月28日 16時) (レス) id: 8272aee984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2019年8月22日 22時
