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side:ペンギン
朝、疲れきった姉さんとどこか上機嫌の船長を見た
姉さんは船長を恨めしそうに見ながら俺の前に座る
「おはよ、姉さん。なんか疲れてない？」
『おはよう.....肺取り出されて腎臓抜かれて突然の人体解剖.......何これ精神的攻撃？スピリチュアルアタック？自分の体が分解されるなんて初体験びっくり』
「キャプテン怒らせたせいだね」
「俺が安静言い渡されてる間に何があったんだよ...」
酷く疲れた様子のまま
テーブルに山積み状態のおにぎりに手を伸ばす姉を見て思う
やはりあの人は怒らせるべきじゃないと
『.......ちょっと船長』
「あ？」
『私のおにぎりの具材、あんたの梅干しと入れ替えたでしょ!!昆布!!子持ち昆布だったのに!!』
「知らねぇな」
『こんな事あんたにしかできないでしょうが...!!』
「黙って食え。俺は梅干しが嫌いだ」
『えぇえぇ、知ってますよ。でも私だって梅干し嫌いなんですよ!!』
「知ってる」
『でしょうね!!』
楽しそうだなと思う反面、2人の会話に違和感を覚える
今、なんて.....
「姉さんが苦手なのは昔からだから知ってるけど.....姉さん、船長が梅干し嫌いっていつ聞いたんだ？」
『聞いてないけど!?.......あれ？なんで船長が梅干し嫌いなの知ってんだろ...』
「あ、てかキャプテンもAが梅干し嫌いっていつ聞いたんですか？俺初耳っすけど」
「そういや、なんでだ...？」
『変な感じ...』
お互い、言われて気づいた些細な問題
何より俺が引っかかったのは
姉さんが梅干し嫌いなのを船長が知っていることがまるで当たり前のように答えた
姉さんの、"でしょうね"だった
いくらでも話す機会はあったが、あまりにも自然すぎて
まるで、最初から知っていたかのよう
そんなはずないのに
「実は昔から知り合いだってりしてな」
『そんなわけないでしょ。そしたら船長が覚えてる』
「お前じゃねぇのかよ!!」
『ちょっと昔の記憶すっぽ抜けてんだよ。だから私より船長のが覚えてる確率高い』
姉さんは案外あっさりした反応だったが
船長だけは妙に考え込んでいるようで
朝食後、俺だけ船長に呼び出された
何となく、理由は分かっていた
「何ですか？」
「お前と俺が出会ったのはスワロー島だったよな...？」
「そうですね」
「だが、あの島はダート達のいた島じゃない」
「そうですよ」
「ならお前達をスワロー島に送ったのは、誰だ？」
予想通りだ
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ゆみ - わたしりあるにハート海賊団だいすきですきやぷてんがすき/// (2021年10月3日 19時) (
レス) @page2 id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫 - こんにちは！リンドウさん。亜樹姫です、今妹のスマホ借りてます。いつも楽しませてもらってます！更新はゆっくりで良いので、無理しないでくださいね。頑張ってください、応援してます！ (2019年8月28日 16時) (レス) id: 8272aee984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2019年8月22日 22時
