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「あの、さ」
『ん？』
「もしかしなくても.....今、俺達に流れてる血を操れたりもすんのか？」
『できるよ。流れを感じて、その流れをこう、爆発させるイメージで殺す。見てて気持ちのいいものでもないから、基本的にはやらない』
「お前、まさか姉さんが船の誰か殺すとか考えてんのか？」
「まさか!!いや、ただよぉ.....つくづく思うんだ。このグランドラインじゃ、船長みてぇな能力者が全てじゃないんだよなって」
言いたいことが分からない
船長の能力は確かに人を殺すようなものじゃない
「俺達だって海賊だろ？Aみたいな、そんな能力者ともいつかは出会ったりすんのかなって思ったんだよ」
そうか
考えてもいなかった
これでもペンギンと別れた17年間、私は強くなる為だけに生きてきた
強ければ、故郷を少しでも守れるのにと思った日から
ペンギンだけは、守ってみせると決めたあの日から
私の能力は異質で
そういった能力が私の他に存在しないなんて言いきれない
肯定も否定もできず、私は黙り込んでしまった
その時だった
「なら、Aに特訓してもらえばよくね？」
酷く前向きな言葉が落ちてきたのは
「能力で軍艦潰せんのは分かったけど、なんか刀とか使ってるみたいだし.....相当強いんじゃね？」
『えっと.....まぁ.....それなりに強いつもりはあるけど』
今までグランドライン逆行してたし
それなりに名のある海賊団潰してきたし
だが特訓となれば話は変わる
『教えられる側にいたから教えたこととかないんだけど』
「そんな難しく考えんなって」
「そうそう、急いで航海してるわけじゃないし。ね、船長」
「あぁ、俺達には俺達のペースがある。少なくとも俺は弱者に成り下がるつもりもねぇ」
否定は受け付けないタイプか
私は少し考え
『.....一応、私は剣術でも武術でもなんでも戦える。ただ少し変わった武器なんかは扱えるか分からない』
「ピストルは？」
『的当てしかやったことないかな。2丁持ってるけど、そんな使わないし』
「なら大丈夫だろ。Aがどんな動きすんのか楽しみだな」
話が盛り上がるとの比例するように私の中でテンションが上がる
この17年は、無駄にはしない
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亜樹姫 - よろしくお願いします！無理しないでくださいね〜！ (2019年8月19日 10時) (
レス) id: db4dc0a001 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 亜樹姫さん» わぁ、ありがとうございます！別ジャンルですけど、今後もよろしくお願いします！ (2019年8月17日 18時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫(プロフ) - こんばんは。ノエルこと亜樹姫です！“やる気ゼロ”シリーズも応援していますが、こちらの作品ももちろん応援させてもらいます！更新はリンドウさんのペースで。無理しないでくださいね！頑張ってください、応援してます！ (2019年8月16日 21時) (レス) id: db4dc0a001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2019年5月6日 22時
