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「うおっ」
まさか海兵に囲まれるとは思っておらず
持ってきた武器は姉さんの置いていった拳銃だけ
俺、拳銃使い慣れてないのに
どうしたものかと考える間にも海兵はどんどん攻撃してくる
「だぁかぁらぁ.....重いんだっつの!!」
無駄に重い拳銃
弾だって多くない
俺は仕方なしに拳銃で海兵を殴っていった
弾は、この状況で逃げたあの女の為にとっておかないと
「ペンギン!!」
「なんですか!!」
「この数相手じゃ埒が明かねぇ!!お前はあの女を追え!!"ROOM"」
「そりゃ、随分と手っ取り早い方法だこと」
「大将討ち取りゃこっちの勝ちだ。"シャンブルズ"!!」
ネッサさえ消せばあの海兵を相手にする必要はない
船長は俺を海兵達からだいぶ離れた場所まで飛ばした
さて
「逃げてんじゃねぇぞ!!」
さっさと追いかけて片付けないと
絶対、許さない
きっと、出会わなければ忘れたままでいられた
記憶の片隅にあったとしても
思い出さなければ、消えずとも苦しまなかった
でも
姉さんは違う
ずっとあの苦しさを忘れなくて
ずっと約束の為だけに生きて
ずっと、俺を探してて
「俺は.....!!」
姉さんを
「海賊になったんだ...!!!」
守りたい
守りたかった
なのに
「見つけた!!」
俺は守られてばっかで
「そんなバカな...!!いくらなんでも早すぎじゃない!?」
もう、囚われなくていい
「うちの船長の2億の首は、飾りじゃねぇんだよ」
俺がちゃんと守るから
せめて、"心"だけでも守るから
「ダートは死んだらしいな。ようやく、解放される」
「は.....っ.....終わらない.....まだ終わらないわ!!あなた達の呪縛はまだ終わらない!!」
「違ぇよ」
俺に気づき、転んだネッサに近づく
拳銃を突きつけ
「終わるんじゃねぇ。"終わらせる"んだよ」
「だから終わらないって言ってんのよ!!あなたはまだしも、Aは終われないのよ!!」
「は？どういう意味だ？」
「私が死んで、ダートが死んだ。これで解放？笑わせないで。勘違いしてるみたいだから言わせてもらうわ」
ネッサは震える指を空に向け
「あなた達を狙う"売人"は、他にもいる」
他にも.....
「.....俺達はてめぇら2人が消えりゃそれでいい」
そうやって縛りつけようとしているだけ
俺は躊躇いなく引き金を引いた
1発
2発
3発も撃てばネッサは動かなくなった
俺は何故か、スッキリしなかった
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亜樹姫 - よろしくお願いします！無理しないでくださいね〜！ (2019年8月19日 10時) (
レス) id: db4dc0a001 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 亜樹姫さん» わぁ、ありがとうございます！別ジャンルですけど、今後もよろしくお願いします！ (2019年8月17日 18時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫(プロフ) - こんばんは。ノエルこと亜樹姫です！“やる気ゼロ”シリーズも応援していますが、こちらの作品ももちろん応援させてもらいます！更新はリンドウさんのペースで。無理しないでくださいね！頑張ってください、応援してます！ (2019年8月16日 21時) (レス) id: db4dc0a001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2019年5月6日 22時
