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『大丈夫？』
「いってぇ...思い切りやったろ」
『まぁね。ガチだったらペンギン死んでたかも』
「怖いこと言うなよ」
『ははっ、どう？剣術ともいえないようなあっという間の勝負で』
「嫌味かよ、クソ。強ぇし」
そりゃそうだ
仮にも3億以上の首
それは言えもしない話だ
『覇気使ってないんだから.....勘弁してよ.....』
一人言のつもりだったが
「はきって？」
思い切り聞こえていた
『.....まぁ、今のあんたじゃ無理。来るべき時が来たら教えてあげる』
「なんだそりゃ」
『そうだね、前半の海が終わる頃に教えてあげる。後半の海は、覇気使える人がある程度いないとキツイし』
少なくとも船長には覚えてもらわないと
覇王色は無理でも、他の2つくらいは
『.....無理か』
多分、船長には無理だ
そんな気がする
私は甲板に仰向けで倒れ込む
いい天気だな
『あんたは覇気習得前にもう少し槍の扱い慣れた方がいいよ。ちょっと下手』
「下手って失礼な。悪かったな、弱くて」
『もっと柔軟に。相手を見て。そんで滑るように』
「難しいこと言うなよ...」
『リーチってのは、時として弱点になる。自分の身は守れても相手に攻撃できなきゃ意味が無い』
扱いが難しい
単に私のセンスの有無か、本当に難しいのか
それは分からないが、少なくとも私はリーチの長いものは苦手だ
刀で精一杯
『.......たまにはいい油で手入れしてやるか』
「そういや、姉さんの刀って何か変な感じするよな」
『分かる？』
「分かるって、何が？」
『この刀、葉月と雷哭は2本とも妖刀だからね。分かる人には分かるよ』
「へぇ、妖刀...」
『分かる刀は分かるし、分からないやつは分からない』
船長の刀も妖刀だし
割と普通に出回っている
私は体を起こし、拳銃2丁を闇の中から出す
「.....姉さん、何目指してんの？」
『剣士でも狙撃手でもない、ただの戦闘狂かな』
「怖っ」
『冗談だよ、冗談。でもまァ...』
何、目指してんだろ
強さだけ求めて
守れれば、それでいい
でも
ペンギンはもう、私が守らないといけない存在じゃない
『私達さ、一緒に強くなるって選択肢を見落としてたのかもね』
「何の話？」
『あの日、私はあんた置いて海賊になったわけだけどさ.....一緒に海にでも逃げて、それで強くなるっていう道もあったよなぁって』
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亜樹姫 - よろしくお願いします！無理しないでくださいね〜！ (2019年8月19日 10時) (
レス) id: db4dc0a001 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 亜樹姫さん» わぁ、ありがとうございます！別ジャンルですけど、今後もよろしくお願いします！ (2019年8月17日 18時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫(プロフ) - こんばんは。ノエルこと亜樹姫です！“やる気ゼロ”シリーズも応援していますが、こちらの作品ももちろん応援させてもらいます！更新はリンドウさんのペースで。無理しないでくださいね！頑張ってください、応援してます！ (2019年8月16日 21時) (レス) id: db4dc0a001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2019年5月6日 22時
