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side:ロー
「血桜は、僕の父が治める国のスラムみたいな孤児の集まる場所にいた
王族や貴族は、そんな孤児達を汚いものとしていた
僕には、どうも理解できなかったよ
逆に羨ましくもあった
僕は王族だから
どこ行くにも誰かしらが僕を見張ってるから
息苦しくて
そのくせ、スラムみたいな場所は見ないフリで
ついに、そういう下級身分の人達を処分することが決まった
スラムに住む人間達を殺す
血桜は、そんな国の決定に、家族を殺された
何も悪いことなんてしてない家族だったんだって
僕は.....本当に国が嫌になった
だから僕は反乱を起こすことにしたんだ
国の革命さ
成功したら、僕の国は生まれ変わる
個々の差別は仕方ないよ
でも、国が差別をするなんて馬鹿げてる
僕は僕の国を
血桜達孤児達も幸せになれる国を作りたい
作りたかったんだ
だから、王族まで噂が届いた血桜に声をかけた
きっと、血桜は僕の話を聞いてくれると思ったから
こうして僕達は出会って、話して、手を組んだ
国を変える為の革命を起こすことを決めたんだ
血桜が殺したこの人達は、皆が皆罪人じゃない
ただ、邪魔だから
そこにいたからって
そんな理由で血桜は殺しちゃったけど
それって、僕達のような国の上層部の人間が血桜の家族を殺してしまったことと同じじゃないか
それが、いかに愚かなことか
血桜なら、分かってると思ってたんだ」
いつの間にか
闇姫屋はポロポロと涙を流していた
それでも真っ直ぐに前を向いている
「僕は、血桜を理解したつもりでいた。所詮、理解なんて、できなかった.....!!」
俺にはそう見えなかった
ただの予想ではあるが
「血桜は.....闇姫屋に理解されるのが怖ぇだけだろ」
「え...？」
「俺から見りゃ、闇姫屋は十分血桜を理解してる。あいつは、それを認めたくねぇだけだ」
「それじゃぁ...なんで、あんな怒ってたんだろ...」
「さぁな。本人に聞くしかねぇだろ」
このままいなくなられても困る
あの狂気じみた奴が相手なら
少し、こちらも戦力がいる
「.....お前らが生きた時代の兵力5万は、今で換算すると同じくらいの力なのか？」
「いや、違うと思うよ。それに僕の国は戦闘国家じゃないから」
「頭数だけの兵力か...今で言うとどのくらいになる？」
「最悪の世代なら、多分互角かな。でも、Aの体ってだけで結構強くなってる」
戦ってみないと、分からない
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亜樹姫 - よろしくお願いします！無理しないでくださいね〜！ (2019年8月19日 10時) (
レス) id: db4dc0a001 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 亜樹姫さん» わぁ、ありがとうございます！別ジャンルですけど、今後もよろしくお願いします！ (2019年8月17日 18時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫(プロフ) - こんばんは。ノエルこと亜樹姫です！“やる気ゼロ”シリーズも応援していますが、こちらの作品ももちろん応援させてもらいます！更新はリンドウさんのペースで。無理しないでくださいね！頑張ってください、応援してます！ (2019年8月16日 21時) (レス) id: db4dc0a001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2019年5月6日 22時
