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side:闇姫
「外科医さん、早く!!」
「本当にこの先で合ってるんだろうな!?」
「絶対大丈夫!!」
あの吹き出した赤は血桜の能力の結晶だ
血桜が目覚めた以上
僕だけで行っても無駄かもしれない
その為に外科医さんを連れてきた
「そんなにヤバい奴なのか？血桜は」
「ヤバい.....そりゃぁ.....王族の耳にまで届くくらい残虐な殺人鬼だからね」
「殺人鬼？」
「普通、下級身分のことなんて王族んとこまで知り渡るわけないんだよ。でも、血桜だけは知られていた」
「待て。血桜もお前と同じ能力の人格。何の話を」
「そうだよ、人格。でも外科医さん」
僕は足を止め、外科医さんに振り返る
思ったより、冷たい声で
「能力の人格だとは言った。でも僕達が"人間"じゃないなんて、少なくとも僕は一言も言ってない」
「.....どういう意味だ」
「アクアクの実は死んだ人間の成れ果てなんだよ。つまり、僕と血桜は元々、君達と同じように生きていた人間」
僕は王女
血桜は殺人鬼
「僕は生まれた国が嫌いだった
もう2000年くらい昔だけど
差別制度のある国を変えたかった
だから血桜と手を組んだ
血桜は大切な家族を国に殺されて
それで僕と組んだんだよ
多分、死んでから人格として悪魔の実ができあがったのは簡単な話で
これは、僕達の未練だと思うんだ
国を変えるために国王暗殺を考えた
僕が国の頂点に立って国を変えようとしていたから
結果として、国王は血桜が殺したよ
僕の作戦通りに
僕は血桜が父親を殺してすぐ、僕は病気で死んだ
血桜は、確か死刑
僕達は2人とも、国が変わったのかを知らない
だからきっと、僕達は知りたいんだ
あの国が、どうなったのか」
変わったのか、変わってないのか
僕達の望んだ国になったのか否か
きっとそれを知ったら
アクアクの実は存在しても僕達は消える
「5万近くの兵力相手に血桜は1人で戦った。僕からしたら血桜は相当頭イカれてるよ」
「5万だと...!?」
「だから危険なの。血桜が全面的に表に出れば.....僕達もタダじゃ済まない」
それでも僕は大丈夫だと信じていた
血桜は、Aと協力してくれると
そう、信じていた
目の前に広がる、死体の山を見るまでは
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亜樹姫 - よろしくお願いします！無理しないでくださいね〜！ (2019年8月19日 10時) (
レス) id: db4dc0a001 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 亜樹姫さん» わぁ、ありがとうございます！別ジャンルですけど、今後もよろしくお願いします！ (2019年8月17日 18時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫(プロフ) - こんばんは。ノエルこと亜樹姫です！“やる気ゼロ”シリーズも応援していますが、こちらの作品ももちろん応援させてもらいます！更新はリンドウさんのペースで。無理しないでくださいね！頑張ってください、応援してます！ (2019年8月16日 21時) (レス) id: db4dc0a001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2019年5月6日 22時
