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「...少し待て」
そう言って外科医さんは一旦外へ
さて
私の考えが当たっていれば
『...最悪の世代か』
そのクルーとして船にいるのなら
なんて場所にいるんだ、あいつは
扉が開き、入ってきたの外科医さんと私が呼んだ男ともう1人
あぁ、本当に懐かしい
『.....ふ、ふふ』
思わず笑いが込み上げた
混乱する2人
同じく確信を得て笑いを堪える1人
『あっははは!!まだその形の帽子被ってんの？ペンギン』
「ふはっ...!!そっちは全然変わんねぇじゃん!!」
『長かったなぁ、もう!!何年探したと思っての？』
「それは知らん。え、でも本気で探してたのか？」
『当然』
予想は見事に的中
私を助けるよう頼んだクルーは間違いなくペンギンだった
『よく分かったね』
「最初は半信半疑だったけどさ。治療した後に確認したから」
『確認...？』
サッと血の気が引いた
私がペンギンの知る私だということを確認する方法なんて1つしかないから
『流石に、あんただけだよね？』
「流石に」
『ならいいよ...』
「えっと、お話中悪いんだけど.....知り合い？」
キャスケット帽の男が声をかける
知り合い、か
「あぁ、言ってなかったな。こいつ、俺の姉さん」
『どうも、ペンギンの姉です』
「は？え、何？お前、姉さんとかいたの？え？」
「もう何年も会ってなかったけどな。何年？」
『15年とかじゃない？あんたが9の時だから』
「俺26だぞ」
『17年か』
17年
口にして思った
長いと
『あんたが26か...』
「なんだよ」
『いや、大人になったなって』
「その言葉、そっくりそのまま返すわ」
よくよく思えば私も27
結構な年月が経ったのだから
成長するのは当たり前だ
「姉ってよりかは...妹って言われた方が納得いくんだけどな...」
「シャチ、これでも姉さん27だぞ？船長より3つ年上だぞ？」
「年齢聞いても正直、船長の方が年上に見える」
「バラすぞ」
私は若く見えるのか
女として、若く見えると言われるのは素直に嬉しい
『あ、そうだ。外科医さん』
ペンギンはこの船にいる
だから
『私を仲間にしてください』
私もこの船にいたいと思った
外科医さんは一瞬驚いたように目を見開いたがすぐ
「先に言われるとはな」
『ってことは』
「異論はない。歓迎しよう」
差し出された手を握る
『よろしくお願いします、船長』
私は今日、正真正銘の海賊になった
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亜樹姫 - よろしくお願いします！無理しないでくださいね〜！ (2019年8月19日 10時) (
レス) id: db4dc0a001 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 亜樹姫さん» わぁ、ありがとうございます！別ジャンルですけど、今後もよろしくお願いします！ (2019年8月17日 18時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫(プロフ) - こんばんは。ノエルこと亜樹姫です！“やる気ゼロ”シリーズも応援していますが、こちらの作品ももちろん応援させてもらいます！更新はリンドウさんのペースで。無理しないでくださいね！頑張ってください、応援してます！ (2019年8月16日 21時) (レス) id: db4dc0a001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2019年5月6日 22時
