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「おい、大丈夫か？」
『な、なん、とか』
闇姫の手を借り、何とか立ち上がる
「A、ごめんね」
『いいよ.....私も、油断してた...』
「僕がいれば、こんな事にならなかったのに」
「A。ある程度の説明はしてもらうからな。そこのガキも含めて」
「ガキじゃないもん!!」
『.....説明』
どう、説明すればいいのか
この状態で船に戻るのも嫌だ
そう思っていたら、船長が能力で一気に部屋まで飛ばしてくれた
『あれ...なんで船長の部屋にベッドが増えて...』
「空いてる部屋を探したが、無くてな。イッカクの部屋の方がいいとも思ったが.....残念なことにそこまで広さに余裕がねぇ」
『なので、ソファベッドを廃棄してこの部屋に新しいのを.....ってことですか』
「あぁ」
つまり
私はこれからも強制的にこの部屋を使えと
私はさっきとは別の意味で絶望した
「A、それなら僕も寝る？」
『大丈夫...』
「無理は、ダメだからね」
『うん』
「で、そのガキはなんだ」
「ガキじゃないってば!!」
闇姫はガキ扱いされるのが心底嫌い
どう見ても少女にしか見えないけど
『この子は闇姫です。私の能力は少し変わっていて、自我があるんですよ。闇姫は私の闇能力の自我です』
「能力に、自我？」
「アクアクの実は特別な能力なの。主人を見つけることで自我を持てるくらいにはね」
『闇姫が外にいる間、私は闇能力を使えません。他に害もありませんし.....難しく考える必要はないかと』
二重人格に似ているかもしれない
そんな単純な存在
『で、あの男のことでしたっけ
多分、この島にはもう1人ある女がいるはずです
私情ではありますが、この2人セットで話をしますね
その2人は、故郷を失ったばかりの私達姉弟を拾ってくれた恩人です
ですが、同時にトラウマを植え付けた張本人達でもあります
正直、私もペンギンもあの2人に恩など感じていません
それくらい酷いトラウマなので
恩など、微塵も感じなくなる程には
能力を使えば死ぬことのない私を利用した
帽子で顔を隠せるペンギンを利用した
私は、絶対にあいつらを許さない
次に会ったら、何をするか分からないんですよ』
あの2人が死んだところで
私達は悲しくも苦しくもない
私は自分で自分の首を思い切り引っ掻いた
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亜樹姫 - よろしくお願いします！無理しないでくださいね〜！ (2019年8月19日 10時) (
レス) id: db4dc0a001 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 亜樹姫さん» わぁ、ありがとうございます！別ジャンルですけど、今後もよろしくお願いします！ (2019年8月17日 18時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫(プロフ) - こんばんは。ノエルこと亜樹姫です！“やる気ゼロ”シリーズも応援していますが、こちらの作品ももちろん応援させてもらいます！更新はリンドウさんのペースで。無理しないでくださいね！頑張ってください、応援してます！ (2019年8月16日 21時) (レス) id: db4dc0a001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2019年5月6日 22時
