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Side.N
窓から差し込む光で目が覚める。
昨日は面倒な夜だった。
葉山さんに絡まれるし、
Aさんは悲しそうな顔しとるし。
Aさんが目の前にいるのにちっとも話せんかった。
帰りは葉山さんにべったりくっつかれて、
重いし、柔軟剤くさいし、、
好きでもない女にくっつかれても嬉しくもなんもない。
それに俺はくっつかれるより、くっつきたいの！
大体柔軟剤のにおいってなんやねん！
せめて香水にしろや。香水くさいのも嫌やけどな。
さすがに同じ仕事をする仲間やし、
邪険に扱えんかったけど。
俺の方が先に降りるはずなのに
腕をがっちり捕まえられて、
結局葉山さんの最寄駅まで連れて行かれて。
「ここまで来たんだし、もう1軒行きましょう」って言われたときは
振り切って帰ってきたけど。
結局Aさん家にも行けんくて、
葉山さん、元々ちょっと苦手やったけど、
嫌いになりそうや。
枕元の時計を見て腹が減っている事に気づく。
Aさん家におったら、
Aさんのご飯が食えたのになぁ。。
そろそろ起き上がろうとしたところで電話が鳴った。
「おはよぉ」
「おはよ、望さん。もうお昼だよ？」
電話の向こうで「ふふ」と笑う声が聞こえた。
「今起きてん」
「あのね、今日なんだけど、
望さんの家に行っていいかな」
「おん、ええよ」
「ありがとう。じゃあこれから出るから
30分ぐらいで着くと思うんだ」
「おっけー。
あ。うち来る前になんかご飯買ってきてくれん？
めっちゃ腹減ってるんやけど、なんもなくて」
「わかった。じゃあ後でね」
Aさんはいつもと変わりないように思える。
昨日悲しそうな顔をしとったのは気のせいなんかな。
彼女が来たらコーヒーを出せるよう、
キッチンに行ってお湯を沸かしはじめた。
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しー、ゆー(プロフ) - ゆりさん» ゆりさん 嬉しいコメントをありがとうございます。もう少しだけおつきあいください^ ^ (2017年8月27日 0時) (
レス) id: baec1c7f8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 更新楽しみにしていたのでとても嬉しいです！ (2017年8月26日 20時) (レス) id: 9da5fd777e (このIDを非表示/違反報告)
しー、ゆー。(プロフ) - 有香さん 楽しみと言っていただけてすごく嬉しいです。ありがとうございます^ ^ (2017年7月2日 22時) (レス) id: c50709b394 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - この作品とっても好きです！更新楽しみにしています。 (2017年7月2日 19時) (レス) id: 9da5fd777e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しー、ゆー。 | 作成日時：2017年5月21日 17時
