ごめん。正直めっちゃ好き。【stpr】【紫】【完結】

ん ページ3

『よし、遊ぼう』






ある日突然思いついたその名案
いつも彼は忙しそうにしているしひ
暇な時は私が乗り気ではないから



　

決めた、今日はいっぱい遊ぼう
そう決めると彼の姿を探した






てくてくと廊下を歩いていると少し開いているドアからパソコンの光が漏れているのが見えた




…また仕事してるのかな？ホント倒れても知らないから




そう思いながらも仕事の邪魔にならないよう、そっと部屋の中を覗き見する




だが予想に反して彼は仕事はしていなかった
…仕事は、だが




彼は仕事ではなくパソコンで他の女の画像を見ていた



思わず私はむっとしてちょっかいをかけることにした



『…………』



私が無言で彼の袖をギュッと掴むとようやく私の存在に気づいたようだ





「どしたの〜？かまってほしいのかな〜？」




目尻を下げ、猫なで声を出し私の頭を撫で回す彼





どうやら今日はかまってほしいの日みたいだ






…私じゃないよ！彼だからね！





…ったく、せっかく今日は乗り気だったのに…




彼と遊ぶ気が失せてぷいっとそっぽを向く
…と思ったら




『…へ？』



いつの間にか私は彼の膝の上に移動させられていた
しかも向き合うように座らさせられたので互いの顔の距離はわずか数センチだ




羞恥心が………
先ほどとは別の理由でまたそっぽを向く




「だーめ、ちゃんと俺の方見て？」




「…っ！」







なんて彼が耳の側で甘く囁くから私の顔は温度急上昇中です…

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