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め ページ2
さぁ、そろそろ彼の話をしようか
……………………私の話はしないけど
彼はすとぷりというグループのリーダーというポジションらしい
私が最初彼に会った時、紫がかった髪色を見て飛び出でんばかりに目を開いた事を覚えている
今ではすっかり慣れてしまったのだが。
ネットや配信などというのは人間ではない私にとってはどうしても疎くなってしまう
だが、そのグループは今とても人気らしい
大変な仕事だからか、彼はいつも疲れきった顔をして家へと帰ってくる
そんなときでも彼は私の頭を撫で、優しそうなその瞳を弓なりに細める
その顔が私はとても好きだ
そのために一日を生きている、といってもいいだろう
「俺はねー、君の手が好きなんだ」
時々私を自身の膝上に載せ、肩に顎をあずけながら手をぷにぷにとする彼
……ほんとに成人してる?歳誤魔化してない?
私はそう思って目をそっと細めると彼はにこにこと屈託なく笑う
あぁ、めっちゃ好き
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作者名:souto | 作成日時:2021年8月14日 18時