º*41話*º ページ2
人の気配がしてふわふわと微睡んでいた意識を浮上させ、真っ白なベッドから体を起こす。
手首に付けられている鎖がジャラジャラと音が鳴った。
ベッドの上に座ったままジッと扉を見つめる。
ギィィという重苦しい音を響かせながら開いた扉に食事だろうか、それともあの人達だろうかなどと考える。
鉄格子の窓から見える空は藍色に染まっていた。
薄暗い室内に入り込む眩しい光に思わず目を伏せる。
おそるおそる目を開けるとそこにいたのは食事を持ってきてくれる侍女じゃなくて――、
「よう、迎えにきたぜ」
綺麗な白髪に不敵な笑みを浮かべた、だれよりも優しくて、愛しい、愛しい、彼でした。
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ろろみー - 続き待ってます (2019年5月6日 13時) (レス) id: cdcb3e59b3 (このIDを非表示/違反報告)
桜光 - 更新頑張ってください! (2018年12月25日 4時) (レス) id: c1c7fb77d9 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - 続き楽しみにしてまーす^ ^ 完結目指して更新頑張ってください♪ (2017年6月12日 2時) (レス) id: 5baa1c244c (このIDを非表示/違反報告)
クレマチス - 更新を待っているので、いつか更新をして完結を目指してください! (2016年7月1日 7時) (レス) id: 87bfc2f468 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 凄く面白いです!!更新楽しみにしています!! (2016年4月2日 20時) (レス) id: c503bd2bf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうにゃ | 作成日時:2015年1月15日 1時