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The暇！
｢あ〜、、何かいいことないかな〜｣
｢無いやろ、いいことって何なん？｣
｢彼氏出来たり？告白されたり？まぁ、好きな人以外は振るんやけどね｣
｢なんやそれ、可哀想なだけやな。モテるからこそ出来ることやな｣
｢なわけ、妄想してるだけ、｣
｢お前が可哀想な奴やな｣
｢やめて、悲しくなる｣
｢嘘やろ｣
｢あ、バレてる？まぁ、好きな人と両想いになりたい！！って思ってるだけ｣
｢俺も同意見｣
｢いえーい。よし、可愛くなるか、｣
｢そのままで良いと思うで｣
｢え、ほんま？｣
｢おん、｣
｢んじゃこのままいよ……｣
｢やけに素直やな｣
｢嬉しかったからね｣
｢そ、、そういや、もうすぐ夏休みやな｣
｢ホントだ！夏祭り行きたいな〜｣
｢今年は誰と行くん？｣
｢今年もトントンと行くよ｣
｢毎度俺……好きな人誘ったら？｣
｢、、、夏祭りくらいいいじゃん？｣
｢悪いとは言ってない。分かった今年も行こか｣
｢うん！！｣
ー夏休みに入り夏祭り前日
｢トントンも浴衣着たら？｣
｢え、嫌やけど？｣
｢何で？？｣
｢似合わんから、？｣
｢大丈夫似合う私が保証する｣
｢浴衣ないから無理や｣
｢うっそぉ……そんな悲しい事があるだなんて……｣
｢どれだけ俺の浴衣姿見たいんやw｣
｢だって、私だけが浴衣ってなんか嫌、トントンにも来て欲しい｣
｢悪いが無理や｣
｢オスマンに頼めばある気がする…｣
｢やめような？？｣
｢ごめん電話かけた｣
｢なんと、、｣
『もしもし〜？』
｢あ、もしもしオスマン？浴衣2着持ってない？｣
『あるよ〜』
｢じゃあ1つトントンに貸すこととか出来る？｣
『可能〜』
｢じゃあ明日1つお借りしてもいいですか？｣
『OK〜、トントン明日俺ん家来てね〜』
｢分かった、、｣
『じゃあね〜』
｢うん！バイバ〜イ｣
｢よっしゃ、借りれるって｣
｢男やないんやからガッツポーズやめんか｣
｢いいやん。トントンしか居ないんやから｣
｢俺だけでも十分あかん｣
｢んん〜！ケチ！｣
｢女やねんからしゃーない｣
｢男女差別。｣
｢そーゆー世の中なんや｣
｢まぁ、浴衣宜しくね〜！！｣
｢、、あいよ｣
ー夏祭り当日
ピンポーン
｢はーい。お！似合ってるじゃん！｣
｢……ありがとう。んじゃ行こうか｣
｢うん！｣
｢どの屋台行きたい？｣
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作者名：ヒロノスケッチブック | 作成日時：2022年3月14日 22時
