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『ちょ…ちょっとッ!登坂…っ。』







登『こっちこい。』







何故か手を強く引かれて連れていかれたのは
非常階段の踊り場





『い…っ。いたい!登坂!なに?!』








登『あ、、悪い。』







『で、何が言いたいの?何がしたいの?』







登『はぁ。お前ってまじバカだよな。


あ、これやる。最近お前仕事ばっかだし、
今日からもっと忙しくなるからな。』







そう言って登坂は、私の手に有名な
チョコレートを乗せた







『そうだ。さっき、今市さんが私を指名してたって


言ってたけど、それって……っ』







『あ、いたいた!あれ?何してんの?』







『あ、今市さん!ごめんなさい!分からない所

ありました?戻りましょうか』







登『……。』








今『うんうん。そうだ今日4人でご飯行かない?



って、岩田が言ってたけど、どうする?2人とも』









登『ん〜〜。Aは?どうすんの?』







『登坂は?行くの?』








登『まぁ、行くかな。祝いてぇし?(笑)』







『うん。なら、私も行かせて貰おうかな?』







登『あ〜俺が行くからか?ん?(笑)



かわいいやつ(笑)』








『まだ、4人の中で付き合い長いのがあんただから



それだけの理由だよばか。』









今『(笑)2人って付き合ってんの?(笑)』







『そんな訳ないよ(笑)登坂はタイプじゃない。』









私を真ん中にしながら部署へと歩みを進めている




曲がり角に差し掛かる時、勢い良く走ってきた
新入社員っぽい人がぶつかりそうになった。





『あ……っ。』







ドンッ









目の前が真っ暗になり、心地の良い匂いに包まれる
閉じてた目を開けて顔を上にあげた






『っ……。あ…あの。』







今『痛い所ない?大丈夫?』







私の左側に居た今市さんはすかさず私の
腕を引き寄せた拍子に自身の背中を
強打したはずなのに、私の心配をしてくれる






優しい人…。









登『A…。大丈夫か?』








『あ、うん。大丈夫。ありがとう今市さん。


というより、今市さんこそ大丈夫ですか?』








今『ん?俺は大丈夫大丈夫(笑)。



Aさんに怪我無くてよかったよ。』









そう言って笑った。








その時、私の心臓が確かに可愛い音を立てた









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作者名:ちゃむ | 作成日時:2017年6月15日 0時

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