Office love 奪い愛 (ページ4)

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臣『ここは、それぞれのアーティストさんだったり

ここのブランドの商品の会議だったりで使われる
会議室がこの階で5つもあるんだよ。

あまり来ない事の方が多いかもだけど、一応
頭に入れておいてくれると助かるかな。』

『次、下行きますよ』

『ここは、レコーディングスタジオと

ダンスレッスンスタジオがあります。
ここもあまり来ないと思いますが覚えて置いてください。』

臣『んじゃ次な』

臣『ここは、ジムとシャワー室がある。

俺達社員用のジムはここ。その扉の向こうにあるのが
アーティストさん専用のフィットネス。

それから、社員食堂もそこの奥にあるんだよ
ココの、カツカレーと親子丼はまじ超やべえ。』

『そろそろいい時間なので、とりあえず部署に

戻って、整理していきましょう。』

エレベーターに乗り込み、部署へ戻る

『わたし、少し休憩頂きますね』

長らく辞めていたアレに火をつける
深く煙を吸い込み天井を眺めながら吐き出す

『はあ…』

『タバコ吸うんだね。Aさん。』

『あっ、今市さん。女の人が…なんて思ってます？』

今『いや、俺も吸うからさ気にしてないよ』

『へぇ…。意外です(笑)』

今『そう？(笑)あ、そうそう俺の指導係は

Aさんだから、宜しくね。』

『え？それ、部長からですか？』

今『ん？うんうん。そうだよ。先戻ってるね〜』

そう言って、今市さんは喫煙室に背を向け
わたしたちの部署へ歩いていった

その後を追うように私も歩き始める

『じゃあ、改めて宜しくお願いします。』

今『はい。宜しくお願いします♪』

今『俺ちょっとトイレ行きます』

そう言って、席をたった隣の席の今市さんに
変わってアイツが私の隣の椅子に腰掛けた

『なに。岩田くんに教えてあげなよ』

登『ん？うん。てかさ……』

『なに？』

言いにくそうにモジモジしだす登坂を見て
鳥肌が立ちそうになり席を立つ

登『りゅ……隆二…。指導係にお前の事指名してた。

あいつに、狙われてんじゃね？(笑)』

『あんたに狙われるよりマシだけど？じゃあ。』

グイｯ

登『んなこと…言うなよ。俺……、妬ける。』

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