夏 の 夜�� ページ48
バーン…！
その音に一瞬びくっとなった２人。
「あー…、なんだ花火か。」
洋平がホッと安心したように言った。
『わーわー！きれい！！』
洋平とは正反対にはしゃぎだすA。
そんなAを見て小さく笑った洋平は、Aの小さな手をしっかりと握り直す。
２人だけの空間で花火を見つめる。
たまにたーまーやーなんて言って笑いあったりしてー
「あ。
そのネックレスつけてくれてんだな。」
Aの首元に光るのは洋平がプレゼントしたネックレス。
『うん！！
これね、毎日つけてるよ！すごくお気に入り！』
満面の笑みで言うAに、洋平も嬉しそうに笑った。
「そっか。
そんな気に入ってくれてるんだったらあげた甲斐があったな。」
笑ってそう言い、また花火に視線を戻す洋平。
(……ちょっとくらい大丈夫だよね…？いい雰囲気だし！)
洋平の横顔を見つめながら意を決したように、Aはそっと洋平にもたれかかる。
「！」
右肩にかかった少しの重みに気づき、洋平がAの方を見る。
Aの顔はよく見えなかったが、赤くなっているに違いないー
そんなことを思って小さく笑った洋平は、そっとAに手をまわして頭を撫でてやる。
(あぁ……幸せだ…。
人生最良の時かもしれない…！！)
ほんのり香る洋平のにおいに酔いしれながら、Aはこの時がずっと続けばいいと思った。
―――――――――――-
「おい！洋平、A！！
お前らどこ行ってたんだよー！探してたんだぞ！」
大楠達と合流したA達は、散々文句を言われた。
「わりぃな。
花火見るのにいい場所見つけたからそこで見てたんだよ。」
洋平はすまなさそうに片眉を下げながら大楠達に謝った。
「なんだそういうことか！」
「２人で花火見てたんだな！」
「よかったじゃねーか、A！」
『うるさい。もう黙れ。』
Aはニヤニヤしながら言ってくるｅｔｃ軍団を睨みつける。
「おい、そろそろ帰らねーと混み合うぞ。」
洋平がA達に声をかける。
A達は混み合わないうちに駐輪場に戻ることにした。
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優璃 - 続きを〜くだーさーい！！読んでてこっちがドキドキしましたよー！最高でした！頑張れる範囲でいいので，更新頑張ってください！！ (2023年3月6日 18時) (
レス) @page50 id: 190960af7c (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 続きが見たいです！！ (2023年1月29日 20時) (レス) @page50 id: 627429266e (このIDを非表示/違反報告)
赤推し(プロフ) - コメント失礼します。間違っていたら申し訳ないのですが、別サイトにてこの作品を投稿していらっしゃいませんでしたか？昔、見ていた時に水戸洋平のお話で1番好きだったのでもしそうなのであればまた見られて本当に嬉しいです！ (2022年6月8日 18時) (レス) @page25 id: fe2459d9d5 (このIDを非表示/違反報告)
あずん(プロフ) - Blue164023さん» コメントありがとうございます！返信が遅くなり申し訳ありません(>_<)洋平連載を楽しんで頂けて、とても嬉しいです！(^^)今、続編を準備中ですので、少しでも早く上げられるように頑張ります！ありがとうございます(^^)☆ (2021年3月8日 10時) (レス) id: d3e85a270f (このIDを非表示/違反報告)
Blue164023(プロフ) - コメント失礼します。水戸洋平のお話少ないのでとっても楽しく読ませてもらってます！続きが気になってしょうがないです！更新頑張ってください！応援してます！ (2021年2月16日 18時) (レス) id: 10afd4b72a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずん | 作成日時：2020年9月1日 9時
