決着そして始まり�� ページ23
Aが振り向いて口を開こうとすると、
洋平が前に出た。
「俺にはよく事情がわかんねぇけど、
これからもAに嫌がらせするってんなら俺も敵に回すってことだぜ。」
(洋平……)
洋平の言葉に戸惑う高橋軍団。
「Aの周りにはいつも俺達がいるんだ。
陰でだったら何したって気づかないなんて大きな間違いだぜ。」
普段はいつも優しい洋平が、威圧感のある雰囲気を漂わせ、低い声で話す様に高橋軍団はもちろん大楠達まで少し冷や汗をかいていた。
「よ、洋平、女子相手の割にはいつもより怒ってるな…。」
「ま、まぁ… Aがあんな目に合ってるのを１番心配してたのも洋平だったしな…」
大楠達が洋平の後ろでヒソヒソと話す。
「…… Aに言うことあるんじゃないのか。」
洋平にそう言われ、最初に香織がAのもとへ歩き出す。
それを見て高橋軍団達も香織の後に続く。
香織達が傍にやってきてAは少し身構えた。
「Aちゃん…」
香織が深く頭を下げて口を開く。
「確かにAちゃんの言うように私は勇気がなかっただけなんだと思う。
それに羨ましかったんだと思う… Aちゃんのこと…
誰よりも彼に近い気がしたから…。」
そう言った後、香織達は
「ごめんなさい。」
と、みんな頭を下げてAに謝った。
まさか頭まで下げられるとは思ってなかったAは少し動揺しながら、
『ま…、まぁ…全然いいよ。気にしてないし。』
と苦笑いで言った。
「解決だな。」
洋平や大楠たちもよかったよかったと安心したように言った。
罰が悪そうな香織達は急いで校舎へと戻ろうとする。
そのとき最後尾にいた香織がAの横で立ち止まり、Aにしか聞こえない声で囁いたー
「でもさ…ああ言っておきながらAちゃんもまだ水戸君に気持ち伝えれてないんでしょ？
早くしないと本当にとっちゃうからね！」
Aは目を見開いた。
あの清楚で純粋で大人しい香織が、Aに宣戦布告とも取れる発言、そして何より背筋がぞっとするような笑顔を浮かべていたのだ。
そして何事もなかったかのように香織は去って行った。
(に…！二重人格………？)
Aは真っ青な顔で香織の後姿を見送るのであったー
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優璃 - 続きを〜くだーさーい！！読んでてこっちがドキドキしましたよー！最高でした！頑張れる範囲でいいので，更新頑張ってください！！ (2023年3月6日 18時) (
レス) @page50 id: 190960af7c (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 続きが見たいです！！ (2023年1月29日 20時) (レス) @page50 id: 627429266e (このIDを非表示/違反報告)
赤推し(プロフ) - コメント失礼します。間違っていたら申し訳ないのですが、別サイトにてこの作品を投稿していらっしゃいませんでしたか？昔、見ていた時に水戸洋平のお話で1番好きだったのでもしそうなのであればまた見られて本当に嬉しいです！ (2022年6月8日 18時) (レス) @page25 id: fe2459d9d5 (このIDを非表示/違反報告)
あずん(プロフ) - Blue164023さん» コメントありがとうございます！返信が遅くなり申し訳ありません(>_<)洋平連載を楽しんで頂けて、とても嬉しいです！(^^)今、続編を準備中ですので、少しでも早く上げられるように頑張ります！ありがとうございます(^^)☆ (2021年3月8日 10時) (レス) id: d3e85a270f (このIDを非表示/違反報告)
Blue164023(プロフ) - コメント失礼します。水戸洋平のお話少ないのでとっても楽しく読ませてもらってます！続きが気になってしょうがないです！更新頑張ってください！応援してます！ (2021年2月16日 18時) (レス) id: 10afd4b72a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずん | 作成日時：2020年9月1日 9時
