浅い友情�� ページ44
１年７組ー
ガヤガヤー
教室は着いたばかりの生徒たちで騒がしい。
そんな中、
チャイムがなるぎりぎりで入ってきたのは水戸洋平。
彼の顔はどことなく、いや見るからに疲れていた。
昨日Aに殴られた顔がどことなく赤い。
「よぅ！洋平！」
花道が洋平に声をかける。
「おぅ…花道。
あれ…？Aまだ来てないのか？」
「Aは朝正門会ったが来てないぞ。
あいつめ…サボりだな！ったくこの天才を見習えってんだ！」
「………」
「ぬ…？やけに元気がねえな、洋平。
やはりお前らなんかあったな」
「…俺がAを怒らせたみたいなんだけど…」
「ぬ…？」
「でも昨日なんでAがあんなに怒ってたのか理由がわかんねぇ…。
はぁ…俺ってAのことは何でも分かるつもりでいたけど、結局何にもわかってねえんだな…」
洋平が溜息をつく。
「ぬ…？Aが怒って、洋平はAのことをわかってなくて…ぬ…？！
どういうことだ…？！？！？」
「サンキュ花道、気持ちは受け取っとく。」
訳が分からないといった花道に洋平は苦笑いで応えた。
「(しっかし… Aのやつどこ行きやがったんだ…？)」
屋上にてーー
『神よ……そんなにワタシがお嫌いですか』
以前誰かが屋上で言った言葉をつぶやくA。
『(今ならあんときの花道の気持ちがわかるわ…)』
『今日高橋さんの周りの子たちが洋平と高橋さんを倉庫に閉じ込めるって言ってたよね…。
あれっていつごろやるのかな…。やっぱり人通りが少なくて授業も終わってる放課後…だよね』
屋上に仰向けに寝転がりながら考えるA。
空は快晴。
しかしAの気持ちはどんより曇っていた。
『ったく！！！！！
なんなんだーーーー！！！！！
この少女漫画的な展開はーーーー！！！』
Aの声は屋上で空しく響くのだった。
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あずん(プロフ) - ダダン巻きさん» コメントありがとうございます！そして洋平連載を読んで頂きありがとうございます！！楽しんで読んでもらえて、とても嬉しいです！(^^)３バカの扱いは今後も雑になってく予定です（笑）これからも更新頑張りますので、読んで頂けると嬉しいです(≧∀≦) (2020年9月1日 8時) (
レス) id: d3e85a270f (このIDを非表示/違反報告)
ダダン巻き(プロフ) - コメント失礼します！楽しく読ませてもらっております！洋平くんがイケメン…そして3バカの扱い方凄く好きですw更新頑張ってください！応援しております！ (2020年8月31日 22時) (レス) id: 04fb927f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずん | 作成日時：2020年8月27日 13時
