ゆずれないもの�� ページ40
ガチャッ
バイトから帰ってきた洋平が部屋に入ると
洋平のベッドで漫画を持ったまま寝ているAがいた。
「おーおー、人の部屋でよく寝てんなぁ。」
Aの手から漫画を取り、寝顔を覗き込む洋平。
「…ったく、人のベッドで無防備に寝やがって…。
襲うぞ、こらっ。」
苦笑いしながらAの頬をつつく洋平。
その表情はどことなく楽しそうだ。
しばらくAの顔で遊んでいると
『…んっ？ようへぇー？』
「おう。やっと起きたか。人のベッド勝手に占領するとはいい度胸だな。」
笑いながらそう言う洋平に何だか胸の奥が締め付けられるようにキュンとした。
『ご、ごめん……。』
「ん？」
ぼーっとした表情で洋平を見つめていると、何だとばかりに洋平も見つめ返してくる。
その目は優しくて、ついさっきの出来事を言ってしまいたくなる。
(やっぱ洋平には言えないよ…。)
そう考えていると、Aの頭に暖かい手の感触。
「どうした？
寝呆けてんのか？」
ははっと笑いながらAの頭をわしゃわしゃとかき回す。
いつもやるようにー
『む〜……！
また子供扱いしてるんでしょっ！』
「そんなことないない。
これはもう一種の癖みたいなもんだな。」
『なんじゃそら。』
「しかし癖ってのはこえーよなぁ。
つい無意識に高橋さんにもやっちまって驚かせちまった。」
はははと少し困ったように笑いながら言う洋平。
ははは……？
笑い事じゃないだろ。
要するに高橋さんの頭も撫でたってことでしょ？
あたしにするのと同じようにー
洋平が頭を撫でるのはあたしにだけなんだって思ってた自分がバカだったのかな。
「A…？」
黙り込んだAを不思議そうに覗き込む洋平。
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あずん(プロフ) - ダダン巻きさん» コメントありがとうございます！そして洋平連載を読んで頂きありがとうございます！！楽しんで読んでもらえて、とても嬉しいです！(^^)３バカの扱いは今後も雑になってく予定です（笑）これからも更新頑張りますので、読んで頂けると嬉しいです(≧∀≦) (2020年9月1日 8時) (
レス) id: d3e85a270f (このIDを非表示/違反報告)
ダダン巻き(プロフ) - コメント失礼します！楽しく読ませてもらっております！洋平くんがイケメン…そして3バカの扱い方凄く好きですw更新頑張ってください！応援しております！ (2020年8月31日 22時) (レス) id: 04fb927f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずん | 作成日時：2020年8月27日 13時
