ゆずれないもの�� ページ37
『お、花道！』
「お、じゃねー！！バカものぉぉぉ！！
何流川に晴子さんを紹介してんだ、裏切り者ぉ！！」
あ…忘れてた…
あたし花道の恋を応援するって言ったんだった。
『いや、さっきのはただの自己紹介のような…』
「ふんぬーっ！！
何が自己紹介だーっ！」
「おい花道、落ち着けって。」
花道の肩を叩いて宥めている男。
花道より大分背が低く、耳に開けたピアスが光っている。
(誰？
見たことない人だ…)
「Aちゃん！
この人が最近バスケ部に復帰した宮城さんよ！」
「よろしく！
俺、２年の宮城リョータっていうんだ。」
「リョーちん！！
止めるな！！今からAをシメてやるー！！」
『仲間に向かってシメるとか何？！ひどっ！』
「Aちゃん…だっけ？
Aちゃんも落ち着いて…」
『あっ、すいません！
花道のバカに合わせてる場合じゃないですね。』
「Aコラてめーっ！」
『リョーちん先輩は２年生なんですか〜！
じゃあ先輩だぁ！あたし先輩の友達欲しかったんですよ〜！うれしいっす！』
満面の笑顔でうれしそうに言うA。
「(リョーちん先輩…。でも無邪気でいい子だな…)これからよろしく！
それにしてもAちゃんも花道のお守り大変でしょ？」
『こちらこそっ！！
そうなんですよ〜！花道の奴キレるともう手のほどこしようがなくて〜』
「わかるわかる！」
意気投合しあうAとリョータ。
話していると、この人すごくいい人だと直感で感じた。
「お〜ま〜え〜ら〜な〜！！！！！」
花道はもう爆発寸前。
「桜木くんっ！
今日の調子はどうっ？」
「ははは晴子さんっ！
もちろんこの天才桜木っっ！！今日も絶好調です！！」
しかし晴子に話し掛けられ、一気に機嫌回復。
『「うーむ。まさに単純。」』
声をそろえて言うAとリョータ。
するとそのときー
Aの耳にどこかで聞いたことのある声が聞こえた。
「それすごくいい作戦じゃんっ！」
「水戸君と２人きりにできるしね！」
水戸君ー
間違いない。
クラスの高橋さんのとりまき達だ。
「あっ、Aちゃん？！」
『ごめん、リョーちん先輩！ちょっと用事がっ！行ってきます！』
リョータに手を振りAは体育館を飛び出した。
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あずん(プロフ) - ダダン巻きさん» コメントありがとうございます！そして洋平連載を読んで頂きありがとうございます！！楽しんで読んでもらえて、とても嬉しいです！(^^)３バカの扱いは今後も雑になってく予定です（笑）これからも更新頑張りますので、読んで頂けると嬉しいです(≧∀≦) (2020年9月1日 8時) (
レス) id: d3e85a270f (このIDを非表示/違反報告)
ダダン巻き(プロフ) - コメント失礼します！楽しく読ませてもらっております！洋平くんがイケメン…そして3バカの扱い方凄く好きですw更新頑張ってください！応援しております！ (2020年8月31日 22時) (レス) id: 04fb927f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずん | 作成日時：2020年8月27日 13時
