麦わらの一味の天使ちゃんが飛ばされた場所は？！ (ページ40)

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マ「お前のその気持ちは、ホームシックからくる勘違いだって言ったんだよい」

そう言うと、ガシッと胸ぐらを掴まれた。
こんな事久しぶりだ。

サッチは、怒った顔で低い声でいった

サ「おい、マルコてめぇふざけてんのか」

「ふざけてねーよい。離せ」

サ「ふざけてねーならなんでAの気持ちを純粋に受け取ってやんねぇーんだ。」

純粋な気持ちね……

マ「純粋な気持ちだろうがなんだろうが、所詮は他の海賊の一味だ。ここで惚れた腫れたなんてやってたら別れが来た時どーなんだよい。エースの弟達が白髭の傘下につくわけでもねーだろい。これ以上めんどくせぇ事は増やせねぇよい」

ペラペラと口をついてでた言葉に
自分で言って自分で苦しくなった。
そんなこと思ってない。
んでも、こーしなきゃ俺があいつを汚してしまう気がして。
麦わらの一味にもしかしたらあいつのことを好きな奴がいるかもしれない。
それに、あいつが俺のことを好きだと思ってるのは
ホームシックで心にできた穴を埋めるための気持ちに過ぎないんではないか、2年後どーなってるかわからない気持ちに俺はこの歳になって傷つきたくなかったと言うのも本音である。

その時、ゴトリと音が響いた
俺とサッチは音のする方を振り返ると
一番この場にいて欲しくない人。

Aが立っていた。

Aはあはははっと作り笑いをしながら
手から落としてしまったであろう音の原因である
酒を慌てながら拾い上げるとサッチに手渡した。

「あ、あの、これ、、、昨日のサッチにお礼、、、んじゃあ、行くね」

俺のことを一切見ずに少しヨタヨタとした
足取りで戻っていこうとした

俺は思わず声を出してしまった

マ「Aっ、、ちがうんだ、、」

言葉を言い切る前に
目にいっぱいの涙を溜めたAが
振り返った

「いいの！！わかってたから！私がこの船では異分子で、どこまでいっても白髭の家族には成りきれないってことは。って言っても、私も麦わら抜ける気ないし。近づきすぎたのかな。ほんと、、、私バカだから気づかなかった。迷惑かけてごめんね」

そう言うと、グイッと涙を拭いて船内へ戻って行ってしまった

ダメだ俺には今走って彼女を
抱き止めるなんて資格はねーんだ。