麦わらの一味の天使ちゃんが飛ばされた場所は？！ (ページ37)

今日:23 hit、昨日:77 hit、合計:434,928 hit

34 ページ37

「違うそーゆーことじゃなくて！」

二人はキョトンとした顔で私を見た

「なんか、こうもっと別な…その匂い嗅いだら胸がキュッてなってドキドキして…病気なのかな？？」

そう言うと、サッチは口があんぐりと空き、イゾウはクツクツと笑い出した。

イ「お嬢そりゃあ、、」

イゾウが何か言おうとした時、
サッチが遮った。

サ「そりゃあ！病気だぜ！！」

っは！！やっぱり！

「やっぱり？！なんの病気なんだろ？？マルコ見るだけでドキドキしちゃうんだよね…マルコ病？どーしよう、治んないのこれ？？」

半泣き状態でそう言うと
サッチが何故かダラダラと汗をかきながら
言った。

サ「大丈夫だ！！そのうちその病気の治し方に自分で気づく！それが大人への階段だ！！」

ぐっと顔の前に親指を立てられ直し方があると聞いて
嬉しくなった。

「そっか！！よかった！ありがとうサッチ！」

そうサッチに言うと、イゾウは無言で
サッチの肩を殴った。

それに笑っていると
イゾウが小さい声で私に言った

イ「A。マルコきたよ。」

は！！！サッチ騒ぐから！！
ふるふると震えながら
イゾウの足に抱きつく

こわい！！捕まる！！

ってか、マルコ病なのに
マルコに捕まったら私死んじゃうかも？！

すぐ近くからマルコの声が聞こえる

マ「おい、お前ら。そこにいるバカ猫を渡しやがれよい」

きゃあ！！！！バレてる！！
終わりだ！私終わりだ！

サ「何言ってんだよ！マルコ！ここには誰も居ねーよ」

サッチがそう庇ってくれると
ヒィッとサッチの鳴き声が聞こえた。

多分無言の圧力かけられたんだろう。

イ「お嬢。バレちゃ仕方ないよ。自首するんだ」

海賊にいっちゃいけないことだろ！！
っでも、ここで逃げても確実に捕まる…

そしたら大人しく…

な訳あるかい！！

虎化して足に力を込めるとおもいっきり地面を蹴った羽で飛んで親父の部屋にと思ったがボスンと硬い何かに当たった。

ギギギっと首が錆びついたように動き
上を見ると鬼の形相のマルコ

し、死んだ………

「きゃーーーー！！やだーーーー！！助けてええ！！」

マ「どんだけ逃げりゃ気が済むんだよい！！来い！！」

そう言って私の襟をグイッと掴むとズルズルと引きずっていった

「サッチー！！イゾウー！！みんな大好きだったぞー！！死んでもずっと大好きだぞー！！」

私はまるで死刑台に立つかのように
みんなに泣きながら手を振る