. ページ15
『ぱぱっ、、』
「大丈夫だA。いまは、ウタが眠っている。Aがウタを守ってくれるか？」
人間の姿に戻り不安そうな顔をすれば頭をガシガシと撫でられた。いつもは守ってくれるおねぇちゃんを今日は私が守らないと。
『うん、、守る！』
「よし！」
レゴシに抱っこされおねぇちゃんと一緒にパパの部屋に入った。
「A！ここからでちゃダメだぞ！」
『うん。わかった』
「俺が出たら鍵かけるんだぞ！」
『うん』
「よし！」
レゴシが出た後私はすぐに鍵をかけた。
船に複数の人が乗り込んでくる音が聞こえる。
戦闘が始まったのだろう。
『みんな、大丈夫かな…』
おねぇちゃんはすやすや眠っていて、私はおねぇちゃんにピッタリとくっつくように座った。
おねぇちゃんのほっぺを撫でれば、んんっと少し唸る。
寝ている表情が不安そうに見えて、思わず
『大丈夫だよ、おねぇちゃん。私が守るから』
と呟いたとき、ドタバタと足音が聞こえた。
「おい！！こっちには何もねぇぞ！！」
「いいから早く探せ！！赤髪の弱みになる様なもんはねーのか！」
船内に侵入してきた……
早くなる心臓音が耳に響く。
はやく部屋の前を通り過ぎて…
祈る様に足音と声に耳を澄ませば、足音が部屋の前で止まった。
ガチャガチャ
ドアノブを捻る音が聞こえて
ひゅっと息が詰まる。
「ここだけ鍵がかかってるぞ！！」
そんな声に、体が震える。
おねぇちゃんはまだ起きない、私しかいない。
私が、、
『私がおねぇちゃんを守らないと』
急いでおねぇちゃんに布団をかけ見えない様にすると、
ドアの前に近づいた。
まずはおねぇちゃんからこいつらを引き離すことを考える。
「蹴破るぞ！」
その声を合図に思いっきり扉を開けた。
ガンッと扉が相手に当たり「ぐわっ！！」っと声が聞こえた。
そのまま隙間から廊下に出て走る。
「おい！！ガキがいたぞ！！！！捕まえろ！」
敵は３人。なぜか、さっきまで震えていた足や、怖さにおかしくなりそうだった脳が冷静だ。
このまま逃げてみんなのところへ行こう。そしたら、誰かが助けてくれるはず。
「おい！！ガキ！まて！！」
手にナイフを持っているやつもいれば、銃を撃ってくる奴もいる。前にベックが銃弾を避けるときはギザギザに走れって言ってた、直線は狙いやすいからって。
走って避けるが弾丸が腕を掠ったり、地面に穴を開ける。
でも、止まったら死ぬ！歯を食いしばって走る
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2682人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あ - 同じーー！ (6月24日 16時) (
レス) @page28 id: 711e38ef56 (このIDを非表示/違反報告)
イラ - ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞうたちゃんが可愛いｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ(^^ω)(^^ω) (2023年1月11日 14時) (レス) id: 975a7d9699 (このIDを非表示/違反報告)
クロノト(プロフ) - この世界線ではウタちゃんが幸せになって欲しい… (2022年9月28日 20時) (レス) @page50 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
一般人(プロフ) - 初コメ失礼致します！もしかして夢主ちゃんの能力が黒猫なのってウタカタララバイのMVに出てくる黒猫と関係あります……？ (2022年9月23日 2時) (レス) id: 699ad3a3fc (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - ワンピースフィルムレッド３回見に行きました。そして３回ともおんなじシーンで大号泣。シャンクスがウタを助けに来るシーンは涙なしでは見れませんそして忘れちゃいけないウソップとヤソップの親子で戦うシーン。更新楽しみにしています。 (2022年9月2日 19時) (レス) @page50 id: 4f358e8e67 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はな
| 作成日時：2022年8月7日 22時
