悪魔の実を食べた日のお話。 ページ12
比較的安全な島。
いつもはクルーの誰かが付き添いで街を回るけど、今日はおねぇちゃんと二人きり探検してもいいと言われた。
私は本を読みたかったけど、おねぇちゃんがルフィに土産話を聞かせなきゃいけないからって言うからついて行くことにした。
『お山は登らないよ』
「えーー！そんなのつまらないじゃん！山の奥に何かいるかもよ！」
『危ないよ、そんなの』
ブーブー文句を言うおねぇちゃんを引っ張り街へと向かう。
ワイワイガヤガヤ賑わっている訳ではなく村人がゆったりと商売をしているような穏やかな村だ。
『本屋さんあるかな』
「えー、本屋さんはつまらないからお洋服買いに行こうよー」
『この前の島でもパパに買ってもらったでしょ』
「もお、Aは子供だなぁ。女の子はおしゃれしなきゃ」
パパはお小遣いを持たせてくれてるのに、クルーのみんなはすれ違うたびにお小遣いをくれる。
使いきれないし、重いからちょっとありがた迷惑だった。
街を進むと、沢山の果物が売られていた。
見たことない種類の果実もあれば、見慣れたりんごなどみずみずしい果実におねぇちゃんと二人で目を光らせる。
「買おっか！」
『うん！』
新聞を読んでいたおっちゃんに声をかける。
「おっちゃん！りんご２つちょーだい！」
「お！可愛いお嬢ちゃん達だね！お使いかい？」
「んー、まあ！そんなとこ！」
「偉いなぁちいせぇのに」
おっちゃんはりんごを手に取ると茶色い紙袋に入れてくれる。
「んじゃあ、これはおっちゃんから2人へのサービスだ！」
そう言って紙袋におまけで何か果物を二つ入れてくれた。
「ありがとうおっちゃん！」
『ありがとう』
紙袋を受け取りルンルンで涼しげな木下へと向かった。
袋を開けてみればりんごの他に、ヘタが音符型のピンクと黄色の縞縞模様の実と、真っ暗で尖った耳らしき形がついた実が入っていた。
「これ何の実だろ？？」
『なんだろね』
無意識にウタはピンクと黄色の実を、Aは黒い実を持っていた。
「た、食べれるのかな」
『わかんない…』
「食べてみる？」
『…お腹壊さないかな』
「どーだろ…」
『でもさ、』
「うん…」
「『食べてみたいよね』」
ドキドキしながらも、なぜか2人は吸い込まれるように口を開けた。
ガブリ。
一口齧れば、口の中に広がるひどい味。
吐き出しそうになるがなんとか飲み込んだ。
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あ - 同じーー！ (6月24日 16時) (
レス) @page28 id: 711e38ef56 (このIDを非表示/違反報告)
イラ - ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞうたちゃんが可愛いｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ(^^ω)(^^ω) (2023年1月11日 14時) (レス) id: 975a7d9699 (このIDを非表示/違反報告)
クロノト(プロフ) - この世界線ではウタちゃんが幸せになって欲しい… (2022年9月28日 20時) (レス) @page50 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
一般人(プロフ) - 初コメ失礼致します！もしかして夢主ちゃんの能力が黒猫なのってウタカタララバイのMVに出てくる黒猫と関係あります……？ (2022年9月23日 2時) (レス) id: 699ad3a3fc (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - ワンピースフィルムレッド３回見に行きました。そして３回ともおんなじシーンで大号泣。シャンクスがウタを助けに来るシーンは涙なしでは見れませんそして忘れちゃいけないウソップとヤソップの親子で戦うシーン。更新楽しみにしています。 (2022年9月2日 19時) (レス) @page50 id: 4f358e8e67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2022年8月7日 22時
