3 ページ4
そのまま逃げようとしたが、久しぶりの個性使用のせいで無限を解いてしまっていた。
「にがさん！！！！」
ヘドロに足を取られその場に転ぶ前に
かっちゃんと、緑の少年を突き放す
「にげて！！！」
これも元呪術師のサガなのだろうか
自分の命より人の命。
それともさっきの緑の少年の言葉に
感化でもされたのだろうか。
ははっ。助けに来た！とか言っときながら
自分がピンチとかかっこ悪！
なんて思いながらもう一度蒼でぶっ飛ばしてやろうと
思った瞬間よくテレビで見ていたヒーロー
平和の象徴オールマイトが私を庇うようにして立っていた。
そこからはオールマイトがヘドロをぶっ飛ばし
パンチで天候を変え雨まで降らせた。
ほんと規格違い。
お兄ちゃんを見てるようだ。
プロヒーローに褒められ、テレビに取材され、兄直伝の営業スマイルでやり過ごし煤や泥やらで汚くなった制服を払いながら帰ろうとすると緑の少年に呼び止められた
「あ、あの！！」
「あれ？説教は終わったの？」
さっきまでプロヒーローに怒られていたのを
思い出す
少年は気まずそうにへへっと笑うと
真っ直ぐ私の目を見た
「さっきは助けてくれてありがとう！」
「へぇ？？」
突然のことに変な声が出てしまった
「庇ってくれたのほんとかっこよかったです！ヒーローみたいでした」
少し顔を赤くさせながらそう言う緑の少年に
なんだか可笑しくなった。
「ははっ、私からすれば少年の方がかっこよかったよ。君の言葉に動かされた。君の方がヒーローみたいだったよ」
そう言うと、なぜか少年はポロリと涙を流した。
「え？！！ごめん！！私なんか変なこと言った？？」
「違うんです！！なんだか、その、すごく嬉しくて……」
その笑顔に悠仁を思い出してしまった。
性格は全く似てないのにね…
「私…君のおかげで将来の夢が決まったかも。」
突然そんなことを言う私に緑の少年が驚く
「私ヒーロー目指すよ!だから、どっちが一番かっこいいヒーローになれるか勝負しよ！」
「え！？！！」
「私の名前はA A！よろしくね！」
おどおどする少年に握手を求めるように手を伸ばすと
少し顔を赤くしながら手を握り返してきた
緑「緑谷出久です……よ、よろしくお願いします」
「よっし！イズク！勝負忘れないでね！」
んじゃ！！と勝手に約束をつけて帰る。
ぽかんとした顔をしていたけど、
まあ、いいか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1027人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水晶 - サングラスのことと、呪霊の設定はどうなっていますか！？ (2022年1月8日 21時) (
レス) @page17 id: 6a07585d56 (このIDを非表示/違反報告)
怜 - 48話、無下限術術になってます (2021年9月11日 21時) (レス) id: 06a4a75503 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー(プロフ) - 初見です！何個か名前が入ってないらしく ｢ さん！｣みたいになってますよ。でも物語自体は凄くいいので応援してます！ (2021年8月16日 0時) (レス) id: 1bb9c2c963 (このIDを非表示/違反報告)
南那(プロフ) - お名前が下の名前二つ続きになっており苗字も名前になっていますが、設定ミスでしょうか？作者様側のミスでしょうか？？ (2021年5月16日 7時) (レス) id: 918250048d (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - ページ25の鳩尾が溝内になっています (2021年3月31日 21時) (レス) id: b9ec60dabc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふしちょーｻﾝ
| 作成日時：2021年3月3日 1時
