4機捜には女の子がいました～続編～ (ページ6)

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伊吹目線
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目が覚めると1人で甲板に転がされていた

「志摩！Aちゃん！！どこだ？！！」

2人の姿はない

久「おはよーさーん。」

船の階段を上がり屋根に向かう

そこに久住が立っていた

久「Aと、志摩って誰？」

伊「俺の相棒だ、いんだろ！！！」

そういうと久住は笑った

久「はっははーラリってんの？あんたは、ここに1人できて、そっからずーっと1人よ？」

久「なぁ、俺と組まへん？」

こいつはさっきから何を言ってんだ

伊「はぁ？？」

久「あんたは俺とおんなじ匂いがすんねん。あんた警察向いてないんとちゃう？」

伊「お前も見る目ねーな。昔の俺みたいな奴らを真っ直ぐな道に戻すためにやってんの！！」

久「戻せるん？クズはクズのまんまとちゃうんか？」

久「どーしても許されんかったらどーするん。殺、すしかないんとちゃうんか？」

伊「俺は刑事だ。」

ガマさんの顔が頭によぎる

久「まあ、刑事にぶら下がるしがないよなぁ…それ取り上げられたらなーんもない。そりゃ、必死にもなるよなぁ」

伊「おれの何知ってんだよ。」

久「知ってんでぇ。すぐカーッとなる凶暴な犬心に飼っとるやろ」

伊「そんなんはなとーにすてた。」

久「じゃあ、なんで今1人なん。」

言い返す言葉が見つからなかった

久「なんで1人できたん。久住許さん殺、したるてきたんやろ。ほんで相棒の志摩ちゃんとAちゃんにもいらーん言われてカーッとなって来たんやろ。」

久「全然変わってへんやないかい！！！クズのまんまや」

伊「は？」

久「こうなったんは。お前がしでかした結果や。」

そう言って久住はトイレを指差した

目を向けると手すりには血がついていた

扉を開けると

血だらけのはなと、志摩が倒れ込んできた

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伊「え…………」