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｢わーーーー！｣
｢うわ！？｣
コピー機と10分ほど対面してたら足元にドン！と
何かぶつかってきた。びっくりした...
あれ、もしかして子ども？
なんで会社にちっちゃい男の子が？
状況がまったく把握出来ないのでとりあえず訊ねてみる。
｢どうしたの？｣
｢さかもとが怖くて逃げてきた…｣
｢さかもと…？｣
｢おねえちゃん助けてえ〜…｣
｢あら、怖かったね〜よしよし｣
結局まったく状況が把握できないけど
とりあえず泣きそうだったので抱きしめる。
？｢こら！勝手に外出るなって言ったろ！｣
遠くからこっちへ走ってくる声がした。
息を切らして現れたのはビシッときまった
スーツに長身の素敵な男性。待って、足長っ……
私の胸で泣いている男の子を見てハッ！としている。
｢お仕事中でしたよね。ご迷惑おかけしてすみません。｣
｢いえいえ、そんな全然...！｣
｢私、専務の坂本昌行と申します。｣
足長いとか思っててすみません。
この会社のめちゃくちゃお偉い方でした。
お手本のようなビジネスマナーで挨拶をする坂本さん。
私も続けて自分の名前を名乗ろうとすると
｢Aさんですよね？井ノ原のとこの｣
｢井ノ原からよく話は聞いてます」
部長、どんだけ私の話をしてるんですか？
坂本さんという名前をなんか聞いたことがあった気がしたのは
よく井ノ原部長の話に坂本さんが出てくるからだ！と納得した
｢あの、この子は？｣
｢あー、社長の孫なんです。｣
｢それをどうして坂本さんが？｣
｢なんか急に渋谷行ってくるからそれまでYou見といてくれる？ってこんなことになりまして…｣
｢噂には聞いてましたけど、本当にすごい社長なんですね…｣
｢ほんと。うちの社長お茶目で困るんだよ｣
呆れたように笑う坂本さんが、
はじめて敬語を崩した時の距離が近くなる感じ…
こういう雰囲気に私は、どうも弱いらしい。
｢ほーら、もう迷惑かけらんないから。帰るぞ？｣
｢やーだ！このおねえちゃんがいい！｣
｢はぁ？我儘いうな！｣
｢いやだー！｣
｢なんか私懐かれちゃってますね｣
｢社長に似て綺麗な女性が大好きなんですよ｣
坂本さんの長い足がしゃがんで
子供の目線になると急に距離が近くなる。
｢あの…無理なお願いをして申し訳ないのですが、社長が戻ってくるまでこの子のお守りを手伝ってくれませんか？｣
｢全然構いません！子供は好きですし。でも…｣
｢仕事なら大丈夫です。井ノ原は俺に頭があがらないので。｣
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珊瑚(プロフ) - pipi_kpさん» コメントありがとうございます(*´˘`*)♡職場にV6を上司に欲しいですよね(´TωT｀)これからも楽しんで頂けたら幸いです＜(_ _)＞ (2022年2月17日 23時) (
レス) id: 50e08aa314 (このIDを非表示/違反報告)
pipi_kp(プロフ) - こんな上司たち、かっこよすぎる。憧れます……！！！ (2022年2月17日 21時) (レス) id: acd025d66c (このIDを非表示/違反報告)
珊瑚(プロフ) - ◎さん» コメント&嬉しいお言葉ありがとうございます；；楽しんで頂けて嬉しいです(*ˊᵕˋ*)2月からまた更新再開していくので、これからもご愛読頂けると嬉しいです☺️ (2022年1月24日 16時) (レス) id: 50e08aa314 (このIDを非表示/違反報告)
◎ - 6人のそれぞれの魅力が楽しめられて、いつもにやにやしながら、何度も読み返させていただいてます!素敵なお話をありがとうございます。無理せず、珊瑚さんのペースで頑張ってください!!陰ながら応援しています🙇 (2022年1月23日 0時) (レス) @page15 id: 20f3b31112 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珊瑚 | 作成日時：2021年3月4日 22時
