#1 Red （I’m yours） ページ38
Miyake side
「井ノ原くん。これ。」
「おぉ〜剛！助かったよ〜…ありがとな！」
「まぁ、お疲れ様。」
「…へ？」
「剛、この間は手伝ってもらって悪かったな」
「過労で倒れてもらっても困るし。」
「…え？」
「緊急会議ーーー！」
「なんなの、井ノ原くん」
「株式会社Victory。これより緊急会議を始める」
「俺らってこの会社の代表だったの？」
「議題は、もう分かるでしょ？ズバリ…」
″″剛が最近優しい″″
はぁ？何を言ってるんだ今更この人は。
剛が優しいなんていつものことじゃん。
って思ったら、周りはみんな頷いていた。
「分かる。なんていうか、ポワポワしてる。」
「俺なんか、肩についてたゴミとってもらった。優しい〜！ってなっちゃったよ」
「だよなぁ、剛最近なんかおかしいぜ。」
「剛くんが嬉しい顔するって時ってどんな時？」
「健ならわかるだろ。」
「甘いもの食ったとき？とか、ゴルフで良いプレイしたとき？」
「でも、それはその時その瞬間だけじゃん。」
なんでこんな剛は長期的にずっと嬉しそうなんだって
みんな、剛の変化が気になるみたい。
「なぁ、健は知らない？｣
みんなが俺の方を向いて聞く。だから、なんでみんなして俺に聞くんだよ。
「Aちゃんと付き合ったからじゃないの？」
そう言うと全員の時間が止まる。目を見開いたまま。
あれ、ここ食堂のはずなんだけどな。周りの音や声が聞こえないくらいに完全停止。
「はぁーーー！？」
「井ノ原くんなんか、見たでしょ。Aちゃんが剛を探してるとこ。」
「いやだって、それは…」
「俺、Aから聞いてへんで。」
「なんで健教えてくれなかったの！」
「なんでって。逆になんでみんな気づかなかったの？」
あんなに分かりにくい人が分かりやすい時点で、でしょ。
「俺ほんとにショックなんだけど。」
「Aちゃんから聞くまでは信じない…！」
「あ、こんな話してたらAちゃん。」
全員長野くんの指さす方向をみると、いつのまにか食券売り場で腕を組んで睨めっこしてるAちゃんがいた。
「あれ絶対今日のご飯なにしようか悩んでるよ」
「どうせまたたっっくさん食べるんだろ。」
「ふふっ、かわいい(笑)」
険悪ムードから一瞬でふにゃぁ…となったかと思えば
Aちゃんの隣に来たチャラい黒スーツの男の存在に、また5人の時は止まる。
「！あれ！剛！」
「剛くん、表情見えへんのにお花がみえる。」
「俺にも花が見える、アイツの頭の上に…」
「ひやぁーーー！」
井ノ原くんの叫びで再び時は止まる。
剛が、そのままAちゃんにキスをしたから。
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珊瑚(プロフ) - pipi_kpさん» コメントありがとうございます(*´˘`*)♡職場にV6を上司に欲しいですよね(´TωT｀)これからも楽しんで頂けたら幸いです＜(_ _)＞ (2022年2月17日 23時) (
レス) id: 50e08aa314 (このIDを非表示/違反報告)
pipi_kp(プロフ) - こんな上司たち、かっこよすぎる。憧れます……！！！ (2022年2月17日 21時) (レス) id: acd025d66c (このIDを非表示/違反報告)
珊瑚(プロフ) - ◎さん» コメント&嬉しいお言葉ありがとうございます；；楽しんで頂けて嬉しいです(*ˊᵕˋ*)2月からまた更新再開していくので、これからもご愛読頂けると嬉しいです☺️ (2022年1月24日 16時) (レス) id: 50e08aa314 (このIDを非表示/違反報告)
◎ - 6人のそれぞれの魅力が楽しめられて、いつもにやにやしながら、何度も読み返させていただいてます!素敵なお話をありがとうございます。無理せず、珊瑚さんのペースで頑張ってください!!陰ながら応援しています🙇 (2022年1月23日 0時) (レス) @page15 id: 20f3b31112 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珊瑚 | 作成日時：2021年3月4日 22時
