【Yellow】Flowers and butterflies �� ページ30
私が准くんのこと好きだと自覚したのはいつだったっけ。
准くんは私のこと鈍感って言うけど、人のこと言えないと思う。
「岡田くん！｣
「ん？」
「今度のゼミ発表のことなんだけど…｣
「うんうん」
近くない？女の子も近いけど、准くんも近づきすぎじゃない？
遠くからでもハッキリ分かるまつ毛と横顔。
あんなの間近でみちゃったら、あの子、
准くんのこと好きになっちゃうかもしれないじゃん。
「どう？こんな感じ！｣
「あははっ、ええやん」
あれ、准くんってほかの女の子にもあんな風に笑うっけ。
「えらい怖い顔してんなー」
「びっくりした、つよしくん？」
「Aって岡田のこと好きなん？」
「え？」
「めちゃめちゃ見とったで」
「うそ、そんなに？」
私は准くんの彼女な訳でもない
女だけど男友達のように思ってくれてるのに、
こんな女々しい感情抱いてると知ったら准くんは、悲しいよね
「否定せんのや」
「これが好きなのかわかんなくて...」
「嫉妬は立派な好きやで？」
「じゃあやっぱ私は…」
「まああんまそうやって思い詰めんといてや。Aは笑顔の方が似合う。」
剛くんの手が頭に優しく乗ったのは体感1.5秒くらい。
「うわ、こっちも怖い顔」
「准くん！」
「何Aに触っとんねん、剛」
「どいつもコイツも怖い顔やめてくれやー」
「つよしー」
剛くんといると必ずもう一人現れる方へ視線を向けた。
「何しとん？次お前授業やで」
「聞いて光一、俺コイツらのキューピットしとった」
「はあ？意味わからんこと言わんで行くぞ」
2人が去った後少し背の高い准くんの顔を見つめる
男女間の友情は成立しないとよく言うけれど、
わたしがもし恋愛の感情を抱えてると伝えたら、
准くんは私と友達ですら、いてくれなくなるのかな？
「A？」
「…！」
「どうしたん？俺の顔になんかついてる？」
「ううん！お腹、減ったなぁ…って！」
「そういうと思って今日のトレーニングメニュー増やしといたで」
「ちょっと、鬼教官ー！」
この笑い合える関係を壊したくなくて
五年間、自分の気持ちに無意識に蓋を押し込めてた。
そんな幼なじみのような君の方から
抱えていた想いを打ち明けられた。
「准くん！こんなとこで…」
「だから、店出てきたんやろ」
「いつから、好きだった...？」
「初めて出会った時。Aが俺に話しかけてくれた時。」
「そんなに、前から...」
「ごめんな。俺は、Aが向けてくれる友情を裏切り続けてた。」
准くんの大きな瞳が下がる。
王子様みたいに綺麗な白い指が私の頬に触れる。
「俺は、どんな時もAのことが好きやったで。」
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珊瑚(プロフ) - pipi_kpさん» コメントありがとうございます(*´˘`*)♡職場にV6を上司に欲しいですよね(´TωT｀)これからも楽しんで頂けたら幸いです＜(_ _)＞ (2022年2月17日 23時) (
レス) id: 50e08aa314 (このIDを非表示/違反報告)
pipi_kp(プロフ) - こんな上司たち、かっこよすぎる。憧れます……！！！ (2022年2月17日 21時) (レス) id: acd025d66c (このIDを非表示/違反報告)
珊瑚(プロフ) - ◎さん» コメント&嬉しいお言葉ありがとうございます；；楽しんで頂けて嬉しいです(*ˊᵕˋ*)2月からまた更新再開していくので、これからもご愛読頂けると嬉しいです☺️ (2022年1月24日 16時) (レス) id: 50e08aa314 (このIDを非表示/違反報告)
◎ - 6人のそれぞれの魅力が楽しめられて、いつもにやにやしながら、何度も読み返させていただいてます!素敵なお話をありがとうございます。無理せず、珊瑚さんのペースで頑張ってください!!陰ながら応援しています🙇 (2022年1月23日 0時) (レス) @page15 id: 20f3b31112 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珊瑚 | 作成日時：2021年3月4日 22時
