�� ページ28
【あの子でしょ？最近森田さんといる新人って】
【昨日ホテル行ってたって噂の？】
人間は聞こえたくない言葉ほど拾ってしまうものだ。
「髪ボッサボサじゃん〜」
「寝坊しちゃいました」
「そんなに剛と一緒は楽しかった？」
「え？」
「だって、剛の香水の匂いがする」
あの大雨の夜、森田さんは好きと伝えたまま私を抱かなかった。
森田さんの噂は、この会社にいると耳に入ってくることがある。
私は確かに魅力が無いし、他の女性に何一つ勝てる自信が見つからない
「Aちゃん、自信持ってね」
「大丈夫。アイツ不器用なだけだから。」
そういう三宅さんは、少し哀しそうに笑った
いつだって三宅さんは、私の変化に気づいて
私のそばにいてくれた。
「今すぐにでもAちゃんを連れて剛の目の届かないところに閉じ込めちゃいたい。」
「三宅さん…」
「剛に幸せにしてもらえなかったら、いつでも俺のところに来るんだよ。」
きっと三宅さんだけは、森田さんの変化にも気づいてる。
「はぁ…」
「何悲恋のヒーローしちゃってんの、健ちゃん」
「うるさいよ、井ノ原くん」
「いつも大事なとこはみんな剛が持ってっちゃうもんな」
「ほんと。天性のカリスマには勝てないよ」
森田さんがいそうなところ。まず、喫煙所に行ってみよう。
【ねえあの子…】
【やっぱり？】
この会社ですれ違う三宅さん達以外の人が敵に見える
私は、森田さんのことを何も知らない。私が出会う前に、誰が森田さんを求め、どんな関係を築いてきたかなんて分からない。
すると突然優しく、強く腕を掴まれた。
「そんなに急いで何処行くん。」
「准くん？」
「心配したんやで。昨日から電話出らんし」
「ごめん、電池きれてるの気づかなくて」
「ホテルで森田さんと一緒やったんやろ？」
少しの沈黙の後、准くんが口を開いた。
「Aは森田さんのこと好きなん？」
「うん。もう、決めたんだ。」
「そっか。やっぱあの人には勝てんかぁー…」
「え？」
「ううん、こっちの話」
准くんも三宅さんみたいに哀しい顔をする。
「大丈夫。Aなら。行っといで。」
「ありがとう、准くん。」
喫煙所にいないのなら、立ち止まって連絡してみる？
迷惑かな。でも、今この気持ちを伝えたくて
はやく、彼の優しい声を聞いて安心したい
��→←【Red】Sweet love roller coaster ��
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珊瑚(プロフ) - pipi_kpさん» コメントありがとうございます(*´˘`*)♡職場にV6を上司に欲しいですよね(´TωT｀)これからも楽しんで頂けたら幸いです＜(_ _)＞ (2022年2月17日 23時) (
レス) id: 50e08aa314 (このIDを非表示/違反報告)
pipi_kp(プロフ) - こんな上司たち、かっこよすぎる。憧れます……！！！ (2022年2月17日 21時) (レス) id: acd025d66c (このIDを非表示/違反報告)
珊瑚(プロフ) - ◎さん» コメント&嬉しいお言葉ありがとうございます；；楽しんで頂けて嬉しいです(*ˊᵕˋ*)2月からまた更新再開していくので、これからもご愛読頂けると嬉しいです☺️ (2022年1月24日 16時) (レス) id: 50e08aa314 (このIDを非表示/違反報告)
◎ - 6人のそれぞれの魅力が楽しめられて、いつもにやにやしながら、何度も読み返させていただいてます!素敵なお話をありがとうございます。無理せず、珊瑚さんのペースで頑張ってください!!陰ながら応援しています🙇 (2022年1月23日 0時) (レス) @page15 id: 20f3b31112 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珊瑚 | 作成日時：2021年3月4日 22時
