14 red（3） ページ14
【森田さんって超遊び人らしいよ〜】
【この間人事課の女の子捨てたって話！】
【女に困ってなさそうだもんね〜】
この間、会社の自販機で飲み物を買ってた時に聞こえて
きてしまった会話をふと、思い出した。
そりゃそうだよね、森田さんカッコイイし
カッコイイだけじゃなくて仕事も出来るし
あの笑顔を見せてくれるの、私だけなはずがない
モテる森田さんなら、当たり前の話。
なんで私はこんなに落ち込んでいるんだ？
「新人。」
「わ！」
「何してんの？冷蔵庫の前で」
ホテルの小さい冷蔵庫の前でしゃがんでいると
お風呂上がりのバスローブの森田さんから声をかけられた。
森田さんもしゃがむから、背中から甘い匂いと風呂上がりの暖かい体温が伝わってくる。
「あ、プリンじゃん」
「さっきのコンビニで買っちゃいました」
「ふーん…」
「ちゃんと、森田さんのも買ってきてありますよ」
ダブルベッドで二人、コンビニプリンを食べる異様な光景。
普段の強面オーラからは想像できないくらい、
隣から幸せオーラが伝わってくるんですけど！
「ありがと。美味かった。」
「喜んで頂けてよかったです」
「ん？」
「森田さん、めっちゃいい匂いしますね…」
「あー。香水かなぁ」
「甘くて上品な匂い、森田さんみたいです」
そう言うとMaybeと書かれた香水を取り出して
私の手首にそっとつけてくれた
「わぁ、本当にいい匂い。」
「香水を相手につける意味、知ってる？」
「え？」
「自分の色に染めたい とか 他の男の所へ行かせないとか…そんな意味。」
風呂上がり、お互いお揃いのバスローブ
お互い急遽だったから、何も準備してない
同じボディソープに、同じ香水で
本当に急遽で 何も意味は無いのに。
どうしてこんなに心臓が止まりそうなのでしょうか。
「俺もう寝るわ」
「おやすみなさ…い」
「新人も、気にせず寝ていいよ。」
「こんなの寝れないですよ...」
「安心しろ。手ェ出さねぇから」
そう言う言葉とは反対に行動は背中を倒される。
「でも、手ェ出したいとは思ってる」
私きっと今茹でダコみたいな顔してる。
「俺、玄関で寝るよ。」
「ダメです、風邪引きます」
「だって、寝れないんだろ？」
「一緒に寝てください。」
「何それ、誘ってる？」
「そういうことじゃなくて！」
「ヒャッヒャッ、ごめんって。」
森田さんは本当にジェットコースター。
冷やして離されていたかと思えば
いつのまにか甘さに溺れているから。
「好きだよ、A。｣
どうかお願いなので、
爆弾だけ落として寝ないでください。
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珊瑚(プロフ) - pipi_kpさん» コメントありがとうございます(*´˘`*)♡職場にV6を上司に欲しいですよね(´TωT｀)これからも楽しんで頂けたら幸いです＜(_ _)＞ (2022年2月17日 23時) (
レス) id: 50e08aa314 (このIDを非表示/違反報告)
pipi_kp(プロフ) - こんな上司たち、かっこよすぎる。憧れます……！！！ (2022年2月17日 21時) (レス) id: acd025d66c (このIDを非表示/違反報告)
珊瑚(プロフ) - ◎さん» コメント&嬉しいお言葉ありがとうございます；；楽しんで頂けて嬉しいです(*ˊᵕˋ*)2月からまた更新再開していくので、これからもご愛読頂けると嬉しいです☺️ (2022年1月24日 16時) (レス) id: 50e08aa314 (このIDを非表示/違反報告)
◎ - 6人のそれぞれの魅力が楽しめられて、いつもにやにやしながら、何度も読み返させていただいてます!素敵なお話をありがとうございます。無理せず、珊瑚さんのペースで頑張ってください!!陰ながら応援しています🙇 (2022年1月23日 0時) (レス) @page15 id: 20f3b31112 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珊瑚 | 作成日時：2021年3月4日 22時
