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第三十五話 ページ36

貴女side


佐「おいで?」


貴「…?」


佐疫さんの部屋だ。


佐「どうぞ。」


貴「おじゃまします…。」


パタン…


貴「っ?!


…あっ…。」


薬品…?すっごい…眠い…


バタッ…


佐「あーぁ、ほいほい着いてきちゃうから。


おやすみ。」


〜〜〜


貴「ん…あ、れ?」


起きてるよね…私。


視界真っ暗だ…。


ガチャリ…


貴「あれ…手錠…?」


何で自分こんな落ち着いてんだろ。


ん…?手錠?!


多分これ、目隠しされてるよね…。


えっと、佐疫さんの部屋に来てから記憶がないから…。


貴「佐疫…さん?」


佐「ん?…目覚めたんだ。おはよう。」


貴「おはようございます…。あの、これ外してもらえないかなぁ…って…。」


佐「ごめん…無理。」


貴「ですよね。知ってました。


最低限目隠しだけは外して欲しいんですが。」


佐「どうしよっかなぁ…。


…じゃあ、俺のモノになるって約束…する?」


貴「え…?」


佐「他の皆の心配したり、考えたりすんの一切禁止。ずっと俺の事考えるの。


…約束してくれるんなら、外してあげる。」


貴「佐疫…さん…?」


佐「どうしたの?」


貴「正気ですか…?」


佐「至って正気だよ、俺はね。」


貴「俺は…?」


佐「他の奴らは正気じゃなくなっていく。


俺のとこに居れば安心だよ…?」


貴「んっ…ぁっ…さえ…き…さん…っ…ふぁ…んっ」


佐「んっ……どう?」


貴「い…ゃ…。」


佐「何で…否定するの?俺じゃ駄目?」


貴「そうじゃ…なくて…。」


佐「何で…泣くの。」


貴「怖い…何も…見えなくて…佐疫…さん…。」


佐「…でもね、外せないの。」


貴「佐疫さん…どこ…?」


佐「ここに居るよ。」


ぎゅっ…


貴「あっ…よかった…。」


佐「君は、そうやって俺だけ求めればいいんだよ。


ずっと、愛してアゲル。」


貴「怖い…離さないで…。ずっと…触れていて…お願い…。」


佐「ふふ…分かった。


俺との約束、交わしてくれる?」


貴「うん…交わす…から、早く…。」


佐「(もう君は…俺のモノだよ…。ずっと、可愛がるから…。)


じゃあ、もう外すね。」


貴「佐疫…さん…!」


ぎゅっ!


貴「怖かった…何も見えなくて、怖かった…!」


佐「ごめんね、でももう、俺が居るよ。


他の男の事考えたらどうなるか分かっててね。躾してあげるから。」


貴「は…ぃ。」









.

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琳耀(プロフ) - しろ。さん» うぃーっす!ありがと! (2017年8月16日 21時) (レス) id: ced5e0aad6 (このIDを非表示/違反報告)
しろ。(プロフ) - うぃーっす!しろだよ!読むね!!呼んだら感想言うねー! (2017年8月16日 21時) (レス) id: 71d778e8fe (このIDを非表示/違反報告)
琳耀(プロフ) - 紫穏さん» 楽しみにしててください!!なるべく早く更新させていただきます!!! (2017年4月20日 5時) (レス) id: ced5e0aad6 (このIDを非表示/違反報告)
紫穏 - うわぁぁぁぁぁぁ!!! 何これ!? 続きめっちゃ気になる! 楽しみに待ってます!!! (2017年4月19日 21時) (レス) id: a883c0075e (このIDを非表示/違反報告)
♪N Y A M♪(プロフ) - お絵描き鈴音さん» コメントありがとうございます!!もうヤンデレなのか分かんなくなってきてますが、これから…これからですので、もう少し待っててください!完結はさせます!(笑) (2017年3月28日 7時) (レス) id: ced5e0aad6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琳耀 | 作成日時:2016年9月25日 6時

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