【獄都事変】周りが見えないほどアイ死テル【ヤンデレ】

第三話 ページ4

貴女side


逃げ切れたはいいけどこれからどうしよう…。さっきの人は田噛さんと佐疫さん…？
凄い怖そうな人達だったな…。



貴「はあ…。」



??「ピキーーー！！！」



貴「っ？！…何…この子…。」



??「ピキー！」


貴「…？これが欲しいの？」


??「ピキー！！」



結構お気に入りのブレスレットだけど…。可愛いからあげる！←


貴「はい、どうぞ。」


??「ピキー！！」



ぽんっ！



貴「…なにこれ…




　 目玉？！



　 待って！なんで？！え、ちょっ！」



どっか行っちゃったし…。



貴「持ってた方が良いのかな…。」



袋か何かあるかな…。あった！



潰れないようにしないと…綺麗な緑色。



タッタッタッ！



誰か来た！叫んだからだよね…！



逃げなきゃ！！



田「ちっ！また逃がしたか…！」



またあの人だ！怖いな…。早く逃げよ！





貴「はっはっはっ…疲れた…。」



??「今度は誰だい？今日は色んな人がいるねぇ…。」


貴「…誰？」


??「俺は木舌。悪いね、今目が無くて。」



貴「目…？それって緑色の…？」


木「知ってるのかい？」


貴「貴方のだったんですね…。片方ですけど、貴方のなら…どうぞ。」


木「あー、よかった。これで見える。」


貴「では、私はこれで。」



木「待って！…君は誰だい？生者？」



貴「多分…死んでますね。」


木「じゃあ亡者か…。付いてきて貰ってもいいかな…。このままじゃ君も危ないから。」



あの人達とおんなじ事言うんだ…。



怖い…。優しい人だと思ったのに…。



木「良い…よね？」



怖い…。あの人達と同じだ…。




貴「やだ！！やめて！！」



ガシャン！！！！！



木「何？！」



いや、分からないから！さっきも同じ…？



でも、さっきの人は頭押さえてたし…。



じゃなくて！チャンス！



木「あっ！待って！…だよね…。」

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