貧血少女の秘密 3【ky】 (ページ16)

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十六話ページ16

『…え…』

頬に何か柔らかいものが触れた。

顔を離したキヨ君は真っ赤で、それを見ると自分の顔も熱くなってきた。

「………」

『キヨ君…？』

キヨ君は手で自分の顔を隠した。

「帰るぞ…」

『えっと…今のは…』

「っ！…何でもねぇよ！」

『………』

心臓の動きが早い。

そういえばさっき、これも駄目？とか言ってたな…。

『…キヨ君』

「！…何…だよ…」

キヨ君の手をとって、手を繋ぐ。

『今のは…駄目では…ないよ…』

キヨ君はそれを聞いて、目を見開いた。

「え…マジで？」

私は黙って頷いた。

「…そっ…か…」

その後も何も話さないまま、手を繋いで家に帰った。

…何でこんなに心臓の動きが早いんだろう。

でも、前みたいに痛いんじゃなくて…嬉しく感じる。

＊＊＊オマケ(？)＊＊＊

キヨ帰宅後

何で口に出来なかったんだよ俺！！！

絶対A微妙な気分だよな…。

うわぁ…。明日大丈夫かな…。

一人反省会中でした。

◦◦◦作者から◦◦◦

皆様お気づきの通り！展開が早すぎる！

申し訳ございません！

貧血少女の秘密３の内容はどちらが先に惚れさせるか、のお題のはずなのにわずか十六話で、その内容が終わってしまうという…。

本当に申し訳ございません。
この後は、つき合ってからの二人の日々を書ければいいなぁと思っております。

もう一つご報告。
更新遅いなと思っている方もいる…かもしれないですが、これからさらに遅い更新になると思います。すみません。

続きが出てる！と思ったら見て頂けると嬉しいです。