貧血少女の秘密 2【ky】 (ページ27)

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お知らせと文化祭翌日のお話ページ27

貧血少女の秘密をご覧頂きありがとうございます！

沢山の方々に楽しんで頂けたら嬉しいです。

貧血少女の秘密文化祭verはお終いです。

このあとの勝負の結果は…

また少しずつ続編の方で作っていけたらと思っております。

…テスト前になってしまうためしばらく続編は作れないかも知れませんが、続きも見て頂きたいです。よろしくお願いします！

〈文化祭翌日〉

美咲の目が死んでる…どうしたんだろう。

『美咲？…どうかし＿』

いきなり肩を掴まれる。

『えっ、え？』

「…かった…？」

『ん？』

「変なことされなかった！？大丈夫！？怪我してない？」

こんな落ち着いていない美咲は始めてみた。

『だ、大丈夫だよ！ただ、勝負することになっただけで…』

「…なら良いけど…どんな勝負なの？」

『えぇっ…それは…』

少々言いづらい勝負内容で言うのを拒んでいたら、背後に気配を感じた。

「教えねぇよ！」

私の背後から私に抱きつくような形で、美咲に応えるキヨ君。

私に抱きついてきていることの意味を理解し、キヨ君の方を向く。
抱きつかれてるため顔が近い。

『もう、始まっていると…』

「あたりめぇだろ！…A何かいい匂いする」

私の髪に顔を埋める。くすぐったい。

「おい、清川。」

思わず震えてしまった。

…美咲のこんなドスの利いた声を聞いたのは初めてだ。

「Aから離れなさいよ…」

「え、…や、やだ…」

少し驚いているのかキヨ君の声も震えているような気がする。

ヤバい、このままじゃキヨ君の命が！

『み、美咲～！だ、大丈夫だよ！私は＿』

「Aは黙ってて」

『ひっ…ひゃい！』

あ、だめだ！私が止めなければ！

『美咲！』

私は美咲に抱きついた。

「えっ…」

『だ、駄目だよ！喧嘩は！二人が喧嘩したら…わ、私は…えっと…もう美咲と話してあげないよ！』

美咲の怒りを抑えられれば何でもいい！
…これでいいよと言われたら私の心はズタズタだ。

「ご、ごめん…A」

『え、あ…うん！』

この時、私とキヨ君の考えは一致しただろう。

…この勝負。無事に終われる気がしない。