リアル・ヘンゼルとグレーテル

ヘンゼルとグレーテル ページ12

外は大雨で大量の雨が降ってくる。


風も強く吹いて今でも飛ばされそうだ。









壱馬「父さん.....母さん.....俺はどうしてこんなに弱いんだ」









雨が降る中俺は憎き父さんと母さんを思い出す。


Aにまともに料理の作り方を教えてくれないうえAに文句言われていた、でも俺はAのご飯を何も言わず食べていた。









壱馬「...............」









いつも俺とAは家事に働かせていた。


幼い頃から俺たちは友達と遊んだり色んな所で楽しむ時間はなかった、時間があればとにかく働かせる。









壱馬「結局俺たちはいらない子か」









俺は一体何のために生きているのか.....









.








.








.









北人「大丈夫？」


壱馬「..........！！」


樹「何かあったの？」









木々の中から俺と同じぐらいの男子が現れた。









壱馬「なんでもない、今は1人にしてほしい」


樹「そう？」


北人「でもこんな雨の中1人になったら危ないよ」


壱馬「うるさい！！」









こいつらこそなんでこんな雨の中にいるんだ。









壱馬「あれ？」









(ｼｰﾝ









今さっきの2人はいなかった。


まるで最初からいなかったように。









.

ヘンゼルとグレーテル→←ヘンゼルとグレーテル

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す