フェイタンの行き付けのお店はトリップ少女が経営する拷.問具屋でした

†マチ† ページ24

あたしがあの時針を付けた“もの”はどうみても幼さが顔に残る少女と言っても過言ではない

透き通るような金髪に森林を映した海のような瞳

それはまるで人形のような美しさと言っても過言ではない。だがその瞳は一切の光を映していない

透き通っているようでどこか濁っている。美しいはずなのに瞳に光が無い。その瞳はまるで、そう、例えるなら蝋人形のようだった。美しいのに、恐ろしくも感じる

【目が死んでいるだけです。貴方方を見たせいでさらに目が死にました】


少女はこちらを見た時、動揺もせずにシャルだけを見ていたそして、シャルを映した瞳はほんの少し光が灯った気がした。その人形のような少女の容姿はまるでシャルそのものだった。金色の髪、碧の瞳、儚い美しさを秘めたビスクドールのようだった。


ふと横を見れば団長がこちらをチラリと見たのがわかった。団長も察していた。彼女の容姿を見ればあの強化系馬鹿3人組でも察するだろうか、いやきっとあの馬鹿共でも気付く。

シャルと目を合わせればシャルはコクリと首を縦に振った。サラリとした金髪がちょっとした動作で流れた。少女を見つめる瞳はやはり碧色をしている。筋肉質な身体をしているが、彼にも顔に幼さを感じさせるなにかがあった。

†マチ†→←走馬灯かn((

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す