あたたかな、おくりもの。 (ページ2)

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二話ページ2

A「…プレゼントをあげるの？｣

レイ「そう、ノーマンにプレゼントをあげるんだ。別に好意があってもなくてもプレゼントは貰っても嬉しいものだろ？｣

A「そ、そうだけど…｣

次の日になり、私はレイにノーマンへプレゼントをあげる案を聞いていた。
私はプレゼントをあげるのが苦手で、今までにプレゼントをあげることはあったけどあげ方が滅茶苦茶だった。

A「プレゼントっていっても何をあげればいいの…？｣

レイ「あげるものはAが決めたらいい、一番重要なものは心のこもったものだからな。それがあればなんでもいいんだ｣

A「心のこもったもの…、あげ方が可笑しくても、大丈夫かな？｣

レイ「あぁ｣

心のこもったもの…、私に作れるかな？いや、作らなきゃね。
気持ちは口で言えないけど、ものに込めて伝えることなら出来るはず。
一か八かやってみようかな。

A「うん！やってみるね！…で、でも｣

レイ「？｣

そういえば私、ものを作るのが苦手だったんだ。不器用で裁縫も工作も苦手だし、あ、そうだ。
私は少し言いにくそうに、レイに頼んでみた。

A「で、出来ればなんだけど、レイもプレゼントを作るの手伝ってくれないかな？｣

レイ「いいぞ、でも役にたてるかは知らないが…｣

A「ありがとう…！｣

私がそう言うとレイは少し照れくさそうな顔をした。
レイが照れるときもあるんだな、貴重な場面をみたかも。

レイが手伝ってくれるならいいプレゼントが出来るかも。
よし、頑張ろう！

この日からノーマンにあげるプレゼント作りが開始された。