【遊戯王VRAINS】闇に紛れた月 V (ページ13)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:940 hit

月夜　百七十一夜目ページ13

「一体、どういう意味だ！」

「さぁ？どういう意味かしらね。

ただ、一度走り始めた復讐者を止めることはできない。復讐すると決めた人はもう止まれないし、止まる気もない。死ぬか目的を達成するまで走り続ける。

だからこそ、復讐を推奨した者はそれを見守って、目的を達成したあとの未来を考えなきゃいけない。その責任が、私たちにはある」

アテナはどこか悲しげに、しかし強い決意を秘めた目でそう語った。

「さぁ、これ以上の情報が欲しいなら、私に勝ってみせるんだねPlaymaker！デュエルの続きだ！」

そしてその雰囲気を消すかのように、パンッと手を叩いて彼女の視線はフィールドと己の手札へと移っていく。

「私は『未来路姫』の効果発動！このカードがフィールドにいて、今がメインフェイズ１の時に発動できる！フィールドに存在する『未来路』リンクモンスター1体のリンクマーカーの数だけドローできる！私が選択するのはリンク２の『未来路魔女』！よって2枚ドロー！」

Athena 手札4枚

アテナはデッキから2枚のカードを勢いよく引き抜く。
引いたカードを見たアテナは、「おっけー！これならいける！」と呟き、ニヤリと笑みを浮かべた。

「私は墓地の『未来路司書」の効果発動！墓地の『未来路』カードを1枚除外して、自身を墓地から特殊召喚できる！墓地の『未来路旅行騒動』を除外して、さぁおいで！『未来路司書』！」