【遊戯王VRAINS】闇に紛れた月Ⅳ (ページ3)

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月夜百二十七夜目ページ3

no side

「……あれれれ～？その声……確かあの仮面女のお仲間さんだった仮面さん？」

「私の名前はリボルバーだ。そしてお前が倒した女はレジーだ」

「あぁ、そうそうリボルバー。うん、そんな感じの名前。

……で？どーしたの？」

New Moonを名乗っていたソレはケラケラと笑いながら後ろを振り返る
そこにはブルーエンジェル電脳ウイルス混入事件の際にPlaymakerと敵対していたリボルバーの姿があった
その隣には白を基調とした、スーツのようなよく分からない服を着たクリーム色の髪の男が立っている

ソレはリボルバーを見やり、真っ赤な目を細めてニヤリ、と笑う

「なーに？もしかして仇討ちしに来たの？それともわたしには敵いっこないから、数でボッコボコにしてやろうって？良いじゃん良いじゃん。バカの思考回路、わたしは好きだなぁ」

「相変わらず癇にさわる声と煽り方だな。そしてお前はどうやら、自分の置かれている立場をわかっていないようだ」

「ふぉ？何々～？」

すると、リボルバーの隣に立っていたクリーム色の髪の男が一歩前に出、一台のパソコンを、ソレが画面が見えるようにして持った

「これは、現在のLINK VRAINSのハッキング状態を表す図です。

簡単にこの図を説明すると「わたしが今存在しているこのエリア一体が、一時的にハノイの騎士のものになっている」……理解が早くて助かります」

「んー、でもさ、これだけのエリアをハッキングしたら、SOLのお偉いさん方に気付かれちゃうんじゃない？」